身体の歪みから分かる不定愁訴

身体の歪みから不定愁訴を特定する事ができます。

何故なら身体の機能を、司っている自律神経は各器官に枝分かれしているからです。

調子が悪い所の自律神経が正常に働かないために不調が出るからです。

神経の各器官と繋がりをみるとより分かりやすいです。

 

パソコンやスマホの使用頻度が上がり常に背中を丸め下を向くことが多い現代社会では猫背にならない方がおかしい程、自ら猫背になるように努力していると言わざる負えない状況です。

かりに姿勢が5度前傾すると年齢が10歳老けて見えるという検証結果もあるように、見た目的にもとてもマイナスな印象を与えてしま猫背とは一体どのようなものなのでしょうか?

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左のような理想的な姿勢であれば脊柱の歪みが無いので自律神経の流れは通常であり、正確な伝達を行ってくれます。血管も圧迫されないので血流も良好です。

右のような猫背の場合は背中が丸くなっていると、内臓が圧迫されてしまい、内臓の働きが低下してしまいます。
また、猫背になっていると、肋骨が大きく広がらないので、深い呼吸ができなくなってしまいます。
酸素は呼吸によって体内に取り入れられ、血液によって体のすみずみに供給されます。供給された酸素は頭脳の活動に使われたり、運動のエネルギーとして消費されます。

ですから、呼吸が浅くなってしまうと、体に十分な酸素が供給されなくなり、細胞の働きを鈍らせ、さまざまな身体機能の低下につながります。

自律神経の流れと血流は細胞や各器官の働きに大きくかかわっているのです。

水まきの例えだと分かりやすいと思います。

ホースが血管や神経管で

水を血液や神経伝達物質と考えてください

真っ直ぐなホースは水が沢山出ますよね??

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あれ?途中で水の出が悪くなった。。。。って経験ありませんか?

 

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このような状態では水が出なくなりますし、水をひねったところであまり変わりませんよね?

これが歪みが引き起こす不定愁訴なのです。

 

歪みから起きる不定愁訴は歪みを取らない限りは良くなりません。

ホースの例でお分かりの通り水をいくら捻ったところで解決しないのと同じ事なんです。

上記の例だと皆さんはどの様な事をしますか?

簡単ですよね^^

ホースの捻じれを一番初めに取る事を考えますよね?

 

現代人の9割方の人は姿勢は悪く、誰でも骨格の歪みを持っています。

理想的な骨格の人は1割もいません。

身体の歪みが少ない状態であれば自覚症状はほとんど出ませんが、歪みの癖が大きくなればなるほど、負担はかかり血行不良、自律神経の流れは阻害されてはじめて不定愁訴へと症状が現れ始めます。

そのような時にお医者さんにいってもどこも異常がないと診断されます。

医師は骨格の歪みなどは見ませんし、骨が変形してるや、検査数値でしか判断しませんから。

それで身体の症状に対処する薬を出して様子を観察するという事しかできないのです。

自分でも骨格の歪みを治せるストレッチやエクササイズはあります。

身体の歪みが強ければ強いほど、元の状態へ戻すのに時間もかかりますし辛さを取るのにも時間が必要になってきます。

早めに根本的な改善する事をお勧めします。

 

睡眠の重要性

なぜ、人は眠るのか

人をはじめとする動物はなぜ眠るのか?眠ることは無駄なことのように言われることもありますが、そんなことはありません。

 

脳と身体の疲労回復、特に大脳を休ませ修復するためには、睡眠というメンテナンスが必要不可欠なのです。

 

大きくは脳と身体の休息(大脳は意識がある間はフル稼働)、記憶の整理(レム睡眠時、体は休んでいますが脳は働いており、記憶の整理や定着を行っています)、ストレスの消去ホルモンの分泌(成長ホルモンなど)、成長ホルモン分泌による身体の修復、免疫機能の維持(血液を作りだし免疫力を高める。)、記憶や判断、情動など大脳で営む高次脳機能の休息などを行っています。

 

ノンレム睡眠とレム睡眠
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眠りにはノンレム睡眠とレム睡眠の2種類があります。

 

ノンレム睡眠のとき、人は深い寝息で眠ている状態。

 

睡眠の約8割がこのノンレム睡眠だと言われていてこの時、脳は活動を低下させ、休息している。
大脳の活動度が低いほど眠りが深いとされ熟睡状態。つまり深いノンレム睡眠の状態の時は多少の物音では目が覚めない。脈拍、血圧、呼吸は安定していて、生長ホルモンの分泌や免疫増強作用などが身体の中で働いている。
また、最近の研究では、深いノンレム睡眠が記憶の強化に重要な役割を果たしていると言われている。

 

多少睡眠時間が短くても、深いノンレム睡眠がとれていれば、脳は効率良く回復する。深いノンレム睡眠がとれることは、睡眠の質が良いと言える。

 

 

レム睡眠のとき、人は浅く早い呼吸をしていて眼球が活発に動いています。レムREMとは、Rapid Eye Movement の頭文字を取ったものです。睡眠中数の働きで筋肉の緊張がゆるみ、全身の力は抜けているが、脳は活発に動いていて、交感神経は緊張状態。
レム睡眠は、脳の記憶情報処理にも関わっていて、それが夢にもつながっていると考えられており、不可思議な夢を見るのはレム睡眠時だと言われる。
大人の場合、睡眠時間の2割強がレム睡眠に費やされていてその一方で、生まれたばかりの赤ちゃんの場合、睡眠時間のうち5割をレム睡眠が占め、成長と共にこの割合は減少傾向に。
このため、レム睡眠は、脳の発達にも重要な役割を果たしているのではないかとも考えられている。

 

脳をクールダウンさせるためのノンレム睡眠、脳を活性化させるためのレム睡眠。どちらも脳の活動に必要な役割を果たしています。睡眠時間を安易に短縮したり、眠りの深さを損なうような事をしていると、すっきり起きられなくなり、いずれは体の不調に繋がるのは言うまでもありません。
睡眠時間

人間に必要な睡眠時間はどのくらいか?
統計的に、日本人の平均睡眠時間は、7~8時間の人が約35%で最も多く、8~9時間が約25%、6~7時間が約20%だと言われている。

 

一日8時間説は統計の結果、8時間程度寝ている人が一番多かったということに過ぎず、言わばひとつの思い込みに過ぎない。

8時間寝るとスッキリして調子が良いという方は適正です。そうした人ばかりではないので必要とされる睡眠時間は個人差が非常に大きく、年齢、性別、季節、生活環境、職業などによって変わってくる。

 

5時間で十分な人もいますし、逆に10時間は寝なくては、という人もいます。

また、同じ人でも生活環境によって睡眠時間は変化する。
一般的に、11月から12月にかけて睡眠時間は少しずつ長くなり、真夏の7月、8月は一年でもっとも睡眠時間が短くなります。

太陽が出ている時間の長さが短いと、それだけ人間は眠る時間を増やす。この基本パターンは人類の歴史上おそらくずっと変わっていない。

歴史上の人物で、よく知られているようにナポレオンは一日3時間しか寝なかったと言われているが、一方でアインシュタインのように10時間の睡眠が必要だった人もいる。

つまり、人間に必要な睡眠時間は人それぞれであり、一律に○時間寝るのが正しい、といった明確な基準はない。

8時間必要な人が6時間しか寝ていないのならば、睡眠不足によって体調不良が続いているかもしれない。また、4時間で十分な人が6時間寝ていたら、睡眠時間を多くとりすぎていてかえって非効率かもしれない。

 

週ごとに睡眠時間を変えて実験してみるなどして、自分にとって無理のない睡眠時間はどのくらいなのか、正しく把握することが重要
目覚まし時計を使わずに自然に気持ちよく起きられて、心身ともに充実した生活を送れるのであれば、それがベストな睡眠時間だということになる。
一番簡単な方法は、起きる時間を一定にして、寝る時間を30分単位で変化させる。

日中に眠気を感じずに快適に過ごせたら、最適な睡眠時間といえる。

赤ちゃんは一日に16~20時間程度眠りますが、成長するにつれて少しずつ睡眠時間は短くなる。学校に行く年齢になると社会的な制約もできて昼寝をするわけにはいかないこともあり、昼に起きて夜眠るという睡眠パターンがだんだん身についてくる。
30代後半ぐらいから、年齢とともに睡眠時間は少しずつ減っていきます。老人が朝が早く、眠りが浅くなることはよく知られていますね。

感覚器

臓器は機能ごとに「消化器系」「循環器系」「呼吸器系」「泌尿器系」「生殖器系」「内分泌器系」 「感覚器系」「神経系」「運動器系(骨、関節、靭帯、筋肉)」に分類されています。

ここでは感覚器についての機能と仕組みについて解説していきます。

感覚器は、視覚(目)、平衡聴覚(耳)、味覚(舌)、嗅覚(鼻)および一般感覚の五つに区別されます。 一般感覚には皮膚感覚(触角、痛覚、温度覚)と深部感覚(身体各部の位置の感覚と運動覚)などがあります。

 

外界からの物理的・化学的な刺激を受けいれて、脳の感覚中枢につたえる器官が感覚器です。 感覚器の内部には受容器というものがあって、この受容器から刺激が末梢神経を伝わって大脳に届きます。
こうしてはじめて外界や体内のできごとや異常などを知る=知覚することができるのです。

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視覚には多くの神経細胞(ニューロン)が使われています。
視覚の受容器は眼球の網膜中の視細胞です。

視細胞は、その形から錐状体と杵状体に区別され、前者は網膜の中心部に
後者は網膜の周辺部に多く、黄斑部には視細胞はまったくありません。
この視細胞に生じた興奮(光の刺激)は、視神経をへて大脳の視覚中枢に伝えられ、視覚を生じます。

杵状体は弱い光のとき、例えば夕暮れの薄暗さで物を見る場合に明暗を感じる細胞です。
錐状体は色を感じます。

視細胞は網膜の外側に並び、そこからでた視神経は網膜の内面に沿ってはしり、乳頭から眼球の外へでていきます。
視細胞は中心窩でもっとも密に分布し、周辺へいくにつれて密度が低くなります。

視野とは 眼を動かさずに外界の一点を注視している時に同時に見ることができる範囲で、角度で表わされます。
正常では外下方がもっとも広く(104°)、内万上方(60°)がもっとも狭くなり、色によっても多少違います

 

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聴覚

音は空気の振動で起こります。 外から入ってきた音は鼓膜を振動させ、耳小骨(ツチ骨、きぬた骨、あぶみ骨)が動き 前庭窓につたわり外リンパを振動させます。 この振動が基底膜を振動させ、有毛細胞を動かして電流を発生させます。 蝸牛に発生した電流は、内耳神経・脳幹・聴覚中枢に伝えられて音が感覚されます。 聴覚の性質…………音は、高さ・強さ・音色によって異なって知覚されます。

 

平衡感覚とは、からだの平衡を保ち、調整された運動をおこなう基礎となる能力で 内耳の前庭器官が重要な役割をもっています。

蛸牛の入り口にある前庭には、球形嚢、卵形嚢という前庭器官があって、ここに三半規管がついています。 内面には有毛細胞があり、中にはリンパ液がみたされ、身体の位置や運動覚を生じます。 平衡覚の障害時にはめまい、眼震盪、歩行失調などをおこします。

 

900003000_60味覚

味を感じる味蕾は味細胞の集まりで、これは舌だけでなく軟口蓋、口蓋垂、咽頭にも分布しますが、大部分は舌乳頭である茸状乳頭、有郭乳頭、葉状乳頭にあります。

 

味の種類は多様ですが、甘味、苦味、酸味、塩味の4つの基本味と、さらにうま味の混合からなっています。4種の味は舌のどこでも感じますが、部位により量的な差があり、苦味は舌根、酸味は舌縁、甘味と塩味は舌尖で主に感じられます。

舌の有郭乳頭、葉状乳頭、茸状乳頭にある味蕾の味細胞が科学物質により刺激されると、舌神経、舌咽神経の感覚枝により大脳の味覚中枢に伝えられ、味を感じます。

 

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鼻のしくみと嗅覚

鼻は外鼻と鼻腔からなり、気道の入口になっています。鼻腔内は鼻中隔によって左右に分けられています。鼻腔周囲の骨中の空洞を副鼻腔といい、上顎洞、前頭洞、蝶形骨洞、篩骨洞の4種類が存在しています。これらの空洞の壁は粘膜におおわれており、鼻腔内の粘膜と副鼻腔内の粘膜とは続いています。

 

また、左右それぞれの鼻の中は外側の壁からひさし状の骨が張り出しており、その張り出しを上鼻甲介、中鼻甲介、下鼻甲介といい、それらの間の空気の通り道を上鼻道、中鼻道、下鼻道といいます。下鼻道には内眼角(目頭)から通じている涙を排出する管、鼻涙管が開口しています。

 

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嗅覚器としては、鼻腔上部の粘膜(嗅粘膜)にある嗅細胞が受容器で、ここから嗅神経によって脳の嗅覚中枢に伝えられます。においはいくつかの基本臭に分けられ、エーテル臭、樟脳臭、ジャコウ臭、花臭、ハッカ臭、刺激臭、腐敗臭の7臭を原臭としています。嗅覚は順応が速く、同一のにおいはすぐに感じなくなります。

 

一般感覚には皮膚感覚と深部感覚

皮膚のつくりとはたらき

体の全面をおおっているのが皮膚で、毛や爪などの角質、脂腺、汗腺、乳腺などの皮膚腺を含め、それらを総称して外皮といいます。

皮膚は触覚、温度感覚(温・冷)、痛覚などの受容器があり、身体の保護、体温の調節などのはたらきを持っています。

皮膚の全表面積は、成人で約1・5~1・8m2あり、損傷面積がその3分の1を超えると、塩分、水分が失われて生命に危険といわれています。

皮膚は表皮、真皮、皮下組織からなり、全身を包んで外界から身体を保護します。

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表皮・真皮・毛・爪・皮膚腺

表皮…皮膚の最外層をなし、重層扁平上皮からでき、5層に区別されます。表面第1層は角質層で、手掌や足底ではとくに厚く丈夫です。角質層は、古くなったものはフケやアカとして落ちていき、下から新しい皮膚が出てきます。

 

真皮…密な線維性結合組織からなり、血管や神経が分布しています。表皮に接するところでは無数の乳頭が突出し、毛細血管や感覚神経終末(触覚、圧覚、痛覚、温覚、冷覚などの皮膚感覚を分担し受け持っている)がみられます。

 

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皮下組織…疎性結合組織からでき、多量の脂肪細胞(皮下脂肪)を有します。皮下組織内を皮静脈、皮神経が走行します。

毛…毛は、皮膚中にある毛根と、皮膚表面に出ている毛幹からなります。毛根は毛包に包まれ、脂腺と立毛筋(交感神経支配)が付着しています。毛根の毛球部にはメラニン色素を作り出す細胞があります。

爪…爪は指の末節にある角質板で、主体を爪体、皮膚内に埋まっている基部を爪根といいます。

 

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皮膚腺…皮膚腺には、脂腺、乳腺、汗腺があります。汗腺は腋窩、乳輪、肛門周囲などの毛根部にあるアポクリン腺と、毛とは無関係に全身皮膚に分布するエクリン腺とがあります。

エクリン腺は、とくに手掌・足底に、また腋窩・陰嚢・大陰唇や前頭部にも豊富に存在し、体温調節や精神的な緊張、感動によっても発汗がおこります。

 

参考文献 病気の仕組み~病気の解剖生理学

Qlife家庭の医学より 引用

 

 

 

 

 

 

 

 

自律神経系の機能

自律神経は意神経系である体性神経系と対照して、不随意である「自律神経系」は循環、呼吸、消化、発汗・体温調節、内分泌機能、生殖機能、および代謝のような不随意な機能を制御する。自律神経系はホルモンによる調節機構である内分泌系と協調しながら、種々の生理的パラメータを調節しホメオスタシスの維持に貢献している。近年では、自律神経系、内分泌系に免疫系を加え「ホメオスタシスの三角形」として扱われることもあり、古典的な生理学、神経学としての自律神経学のみならず、学際領域のひとつである神経免疫学、精神神経免疫学における研究もなされている。

イメージ的には

kenko_20110914このような感じで交感神経が優位な時は副交感神経が静まり、副交感神経が優位な時は交感神経が静まるといった、正反対の性質と働きを持って、人の生命維持装置として日々活動を続けている。

 

 

そしてストレスによって反応しその周期にずれが生じてしまうのである。

極端な話をするともしも家が火事になったときは、眠くても目が覚めて必死に逃げるでしょう。いかなる時でも瞬時にその装置が切り替わるからです。

生活の背景によって交感神経が優位になる時間の多い人と副交感神経が優位になる時間の多い人が分かれたりもする。

それは人々が持つ心によっても変化する。

脳がどういう風に捉えるかによって交感神経が優位か副交感神経が優位かが決まる。

 

そしてそのバランスは非常に重要であり、どちらも同じくらいのバランスでないといけない。

 

現代はストレス社会で体調を崩される方が急増してきている。

その背景は多くのストレスである。

自律神経は自分の意思とは無関係で動くためにストレスコントロールは非常に重要となってくる。

 

交感神経と副交感神経の働きを見てみましょう。

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上記の表からもお分かりの通りまったく逆の働きをしています。

これだけの働きを1秒も休まずに生命維持活動をしているのです。

多くの不定愁訴はこのような背景があります。

ですから自律神経の働きを正常にするように改善をすれば多くの辛さから解放できるのは言うまでもありませんが、決して薬とは縁を切ってください。

症状に対しての対処療法でしかなく、身体全体の機能が乱れてしまい、自然治癒が出来なくなるからです。

多くの場合はストレスからの筋肉の緊張による神経の圧迫や血行不良により機能が低下しているものが殆どです。

そこを見極められれば免疫力も上がりますし、細胞の入れ替わり(新陳代謝)ホルモンバランスもスムーズに行われるので自然治癒力に任せましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上記の表からも

 

神経系の構成と大脳

目次

# 01 神経系の構成(1) 

# 02 神経系の構成(2) 

03-1 表皮から脳・脊髄までの解剖 

# 03-2 脳脊髄膜(髄膜)

# 04 脳室系と脳脊髄液の循環と吸収 

#05-1 神経細胞と神経膠細胞

#05-2 神経組織

#06 脳の特殊性 

# 07 大脳

# 08 大脳基底核

#09-1 大脳皮質の機能局在

参考文献 脳神経外科 小林クリニックより引用

 

 

 

神経系の構成1

中枢神経系: 脳
脊髄

末梢神経系: 脳神経
脊髄神経
自律神経系

脳脊髄神経系(動物神経系): 脳
脊髄
脳神経
脊髄神経

自律神経系 (植物神経系): 交感神経
副交感神経

 

 

 

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神経系の構成2

 

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03-1 表皮から脳・脊髄までの解剖 

1)頭皮
2)帽状腱膜
3)筋肉
4)頭蓋骨ー骨膜、板間層、板間静脈、導出静脈
5)硬膜ー静脈洞、大脳鎌、小脳鎌、小脳テント
6)クモ膜ークモ膜下腔、クモ膜小柱
7)軟膜
8)脳

1)背中の皮膚
2)筋肉、靭帯
3)脊椎(脊柱管)ー骨膜
4)硬膜ー硬膜外腔
5)クモ膜ークモ膜下腔
6)軟膜
7)脊髄

03-2 脳脊髄膜(髄膜) 

脳、脊髄を包んでいる結合組織性の膜。
脳、脊髄は頭蓋腔、脊柱管に守られている。

硬膜、クモ膜、軟膜(柔膜)の3つがある。

1)硬膜
内外の2葉からなるが、内葉が本来の硬膜で、外葉は脊柱管や頭蓋腔の内面の骨膜である。

脳硬膜:この2葉が分かれて静脈洞を形成する部分があるが、ほとんどは固く癒着して1枚の膜になっている。大脳縦裂に入り込んで、左右の大脳半球を分ける大脳鎌、大脳半球と小脳との間に入り込む小脳テント、左右の小脳半球の間に入る小脳鎌等も形成する。

脊髄硬膜:内葉と外葉の間に脂肪組織や静脈叢があり、分れているので、脊髄硬膜は内葉のみを指す。

2)クモ膜
硬膜の内側にある薄い膜で、脳や脊髄を全体的に覆う。軟膜との間はクモ膜下腔と呼ばれ脳脊髄液が潅流している。クモ膜と軟膜はクモ膜小柱で結合している。
硬膜静脈洞内に多数のクモ膜顆粒という突起を出し、脳脊髄液がここを通じて静脈洞内に排出される。

3)軟膜
脳溝の中に入り込んで脳の表面に密着している。血管に富んだきわめて薄い膜で、脳室内にも拡がって、脳室壁の一部も構成し、脈絡叢をつくる。

# 04 脳室系と脳脊髄液の循環と吸収 

1)脳脊髄液の産生

脈絡叢で産生される。1日に400~500ml産生される。脳脊髄液の総量は
平均130~150mlなので、1日数回入れ替わる。
性状は水様透明で、ごくわずかの細胞、タンパク質、糖を含む。
脈絡叢は側脳室、第3脳室、第4脳室にある。

2)脳脊髄液の循環

側脳室(両側にある)→モンロー孔(脳室間孔)→第3脳室→中脳水道
→第4脳室→脊髄中心管の経路をとるが、ほとんどの脳脊髄液は
第4脳室から第4脳室外側口(ルシュカ孔;左右1対)と第4脳室正中口(マジャンディ孔;1個)を通ってクモ膜下腔に流れる。

3)脳脊髄液の吸収

クモ膜下腔を流れた脳脊髄液はクモ膜顆粒を介して硬膜静脈洞に
吸収され、静脈内を還流して心臓に達する。

4)脳脊髄液の役割

(1) 脳の保護作用(脳の比重1.040,髄液の比重1.007)
(2) 一定の化学的な環境を作っている
(3) リンパ組織としての役割
(4) 脳内輸送

5)病的診断

頭蓋内圧の測定(正常は側臥位で70~120mmH2O)
出血;とくにクモ膜下出血、炎症、腫瘍、変性疾患の診断

 

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#05-1 神経細胞と神経膠細胞
神経系を構成する主な細胞は神経細胞と神経膠細胞である。
1)神経細胞(ニューロン)
神経細胞は細胞体、樹状突起、軸索、神経終末の4つに分けられる。
大半の神経細胞は多数の樹状突起を有する。軸策は1本である。
細胞体や樹状突起の形状や大きさ、軸索の長さは細胞によって異なる。
細胞体と樹状突起には多数の神経終末がシナプス結合しており、神経細胞は
ここで入力を受ける。神経終末からは伝達物質が放出される。
1個の神経細胞の表面には数千個のシナプスが作られる。すなわち、
1個の神経細胞は数千個の神経細胞からの興奮を受け入れる。
軸索を神経線維といい、周囲は多量の脂質を含む髄鞘(ミエリン鞘)に被覆されている。
2)神経膠細胞(グリア)
脳の中には神経細胞の約9倍のグリア(glia)が存在し、神経細胞の周囲を取り囲む。
a) 星状膠細胞(astrocyte)
神経細胞体や樹状突起あるいは軸索を取り囲み、終足(end foot)で毛細血管壁
に接して神経細胞と血液の間の物質交換を仲介し、過剰の細胞外の伝達物質
などを取り込む。種々の栄養因子を分泌する。脳に損傷が加われば瘢痕を形成
して修復する。
b) 乏突起膠細胞(oligodendrocyte) シュワン細胞(Schwann細胞)
中枢神経系で複数の突起を軸索に巻き付け複数の髄鞘を形成し、跳躍伝導に
より活動電位が軸索を伝わる速度(伝導速度)を飛躍的に高める。
末梢神経系ではシュワン細胞が髄鞘を形成する。
c) 小膠細胞(microglia)
脳に損傷が加わると細胞の破片を貪食し、死に至る神経細胞の除去に当たる。
d) 上衣細胞(ependymal cell)
脳室と脊髄中心管の表面を覆う細胞で神経上皮細胞が分化したもの。

#05-2 神経組織
神経組織の主要成分は
1) 神経細胞(Neuron、ニューロン)
2) 神経膠細胞(#05-1参照)
3) 血管・血液
4) 脳脊髄液

#06 脳の特殊性 

a) 脳の重量は1,200~1,400grで体重の2~2,5%しかないが、全身の血液量の
15%が脳を循環する。成人の脳血流量は750ml/分である。

b) 脳を循環する血液は左右の総頸動脈と椎骨動脈から供給される。
総頸動脈は内頸動脈と外頸動脈に分岐する。内頸動脈は前大脳動脈と
中大脳動脈に分岐し、大脳の大部分を循環する。外頸動脈は通常、脳循環には
関係しなが、病的状態では側副循環として脳循環に関与する。
椎骨動脈は合流して1本の脳底動脈になる。椎骨動脈や脳底動脈は脳幹、小脳
大脳の一部を循環する。脳底動脈はその終末で2本の後大脳動脈に分岐する。
内頸動脈と後大脳動脈は後交通動脈で連絡され(前後の連絡)、前大脳動脈は
前交通動脈で左右が連絡する(左右の連絡)。この前後左右の連絡網を脳底
動脈輪(ウイリス脳底動脈輪)といい、病的状態での側副循環となる。このように
脳の血管には側副循環網が発達している。(下図あり)

c) 脳血管には自動調節能があり、脳全体の血流量はほぼ一定に保たれている。
小動脈壁平滑筋に分布している自律神経の働きによる。

d) 脳の酸素消費量は全身の20~25%である。45~50ml/100g/分。

e) 脳の栄養源(脳細胞の活動エネルギー源)はブドウ糖だけであり、全身の25%を
消費する。脳はブドウ糖を利用するのにインスリンを必要としない。

f) 血液脳関門があり異物の侵入を防いでいる。神経細胞の外部環境を一定に
保っている。

g) 脳は硬い頭蓋骨に囲まれているので外傷から防備されているが、逆に脳に
病的状態が発生すると、脳には浮腫(むくみ)が発生して頭蓋内圧(脳圧)が
亢進する。頭蓋内圧の亢進は脳血流の低下を招いたり、脳ヘルニアを起こしたり
して死亡の原因となる。

h) 脳そのものは痛みを感じない。

i) 生命の維持中枢であり、高次精神機能を司る。運動・知覚・自律神経系、
および内分泌系の中枢である。

 

脳への血液供給
総頸動脈椎骨動脈

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# 07 大脳
a) 終脳(大脳半球)
大脳縦裂により左右の大脳半球に分かれる。大脳縦裂の底に脳梁があり、左右の
大脳半球を連絡する白質板である。脳梁の下方には脳弓がある。
灰白質(皮質)と白質(髄質)に区別される。灰白質(皮質)には神経細胞が多く
含まれるので、灰色をしている。皮質が外側表面であり、内側が白質である。
白質内に神経細胞の集合体である灰白質があり、これが大脳基底核である。

 

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大脳皮質の組織構造:大脳皮質の厚さは部位によりさまざまであり、視覚野における
1.5mmから中心前回(運動野)の4.5~5mmまでさまざまな厚さを示す。
基本的には6層構造である。
1)分子層 2)外顆粒層 3)外錐体層 4)内顆粒層 5)内錐体層 6)外形細胞層

 

b) 間脳

間脳は脳幹と終脳の間に位置する。4つの構造物より構成される。

1視床       第3脳室の両側にあり、多数の神経核よりなる。
2視床上部    松果体と手綱からなる。
3腹側視床   腹側視床核、視床下核、不確帯からなる。
4視床下部   第3脳室底、乳頭体、漏斗、神経下垂体、視交叉、視索からなる。

それぞれの機能は

1視床       感覚情報の中継、運動機能調節の補助

2視床上部   概日リズムの調整、嗅覚系と脳幹の連絡
3腹側視床   感覚情報の中継、運動の調整。障害されるとヘミバリスムが生じる。
4視床下部   生命維持に必要な、呼吸、循環、水分バランス、体温調節、栄養摂取
などを司っており、自律神経系を規制する最高位の中枢である。
視床下部ー下垂体経路を介して内分泌活動に影響する。
生体の恒常性すなわちホメオスターシスの維持に役立っている。

辺縁系      行動的、情動的な表現を行うための解剖学的な領域とみなされる。
それらの表現は自律神経系から視床下部を介して外界に現される。

 

大脳基底核は終脳白質内に存在する機能的に関連のある核群を含む。

a) 構成:尾状核、被殻、淡蒼球がある。前障と扁桃体も含まれる。
尾状核と被殻を合わせて線条体と呼ぶ。被殻と淡蒼球を合わせてレンズ核と呼ぶ。
大脳基底核と機能的に密接に関連がある核としては、中脳にある黒質と赤核、
間脳に属する腹側視床核がある。

b) 機能:感情表現を含めた多くの運動過程に関与しており、さらに知覚系や運動系からの
インパルスの統合過程、認識過程にも関与している。運動前野、運動野、補助運動野
へ影響を与えることにより、間接的に運動機能を発揮している。
最も主たる機能は、運動の開始とこれの促進作用であり、同時に運動の遂行が
円滑に行われることを妨げる望ましくない、あるいは不随意的な動作を抑制する
ことである。
また、大脳皮質で形成された運動プログラムを調節するように働いている。

c) 機能が消失した時の典型的な神経脱落症状

1 寡動                    運動の減少
2 過運動、舞踏病、アテトーゼ、バリスム  運動の過剰
3 ジストニア                   筋緊張の異常

d) 大脳基底核が障害された場合の症候群

1 パーキンソン病
2 Huntington 舞踏病
3 バリスムとジストニア
4 Wilson 病

#09-1 大脳皮質の機能局在

大脳皮質は1次性皮質領域といろいろな形の連合領域に分類することが出来る。
1次性皮質領域には知覚皮質領域と運動皮質領域がある。
1次性皮質領域はそれぞれの知覚刺激をそのまま、なんら加工しない形で意識レベルに
伝える。連合領域(連合野)においてこれらの情報を識別して行動を起こすことになる
連合野は感覚野(知覚野)、運動野を除いた部分で、高次精神活動の総合中枢であ
る。連合野は皮質全体の80%を占める。

1)ブロードマンの大脳皮質地図

知覚領域(感覚野)と運動領域(運動野)がブロードマンの領野区分とほぼ一致するので、
ブロードマンの大脳皮質地図は、今でも世界中で使われている。ただし、番号をつけられた。
それぞれの場所がどんな機能を持っているかはまだ完全にはわかっていないし、
特に連合野では、機能区分がブロードマンの領野と一致しないことが知られている。
人間の脳につけた番号は、1番から52番まで。12番から16番までと48番から51番までは
欠番である。これらの番号は、猿や他の哺乳動物の脳について使われている。
人間だけに使った番号は44,45,46,47番である。

2)感覚野
連合野
1次性体性知覚皮質領域(1次性体性知覚野) :第3,2,1野  頭頂葉 → 第5,7野
1次性視覚皮質領域(1次性視覚野)       :第17 野   後頭葉 → 第18,19野
1次性聴覚皮質領域(1次性聴覚野)       :第41 野   側頭葉 → 第22,42野
1次性味覚皮質領域(1次性味覚野)       :第43 野   前頭葉

3)運動野

1次性体性運動皮質(中心前回)   :第4野  →  随意運動路(錐体路)
運動野前域                :第6,8野 錐体外路系の皮質中枢である

4)連合野

言語中枢     :運動性(ブローカー)  前頭葉の第44,45野
:感覚性(ウェルニッケ)  側頭葉の第22野

優位半球の頭頂葉(第39,40野) :失語、失認、失行、失計算等

2次性感覚野             :第5,7野 第18,19野 第22,42野

# 09-2 大脳白質     

左右の大脳半球には多数の皮質下白質が含まれており、この白質は神経細胞の
有髄線維と神経膠細胞(特に乏突起神経膠細胞;オリゴデンドロサイト)から成り立つ。
白質は皮質、側脳室、線条体(尾状核と被殻;大脳基底核)により囲まれている。

神経線維は次の3つに分類される。この神経線維は神経細胞と神経細胞を連絡
するので、これらの道すじを伝導路という。

1) 投射線維(投射神経路) 別掲あり

中枢神経系におけるお互いに遠く離れた構造物同士を、長い距離を走行しながら
結びつけている。
遠心性線維:皮質から出て内包へ向かう。運動系(錐体路系)および錐体外路系。
求心性線維:視床から出て広い範囲の皮質に終わっている。

体性感覚路、視覚路、聴覚路、味覚路、錐体路、錐体外路等がある。

2) 連合線維(連合神経路)

同じ側の半球内にある近くの脳回や遠く離れている皮質部分を互いに結びつけている。
上縦束、弓状束、下縦束、鉤状束、帯状束などがある。

3) 交連線維(交連神経路)

左右の大脳半球の互いに対称な地点同士を結合している。
脳梁、前交連がある。