疲労の原因

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原因① 睡眠不足、忙しすぎる、不規則な生活時間
⇒十分な休養と睡眠をとりましょう。

★睡眠中には心や身体の休養および再生に関係するホルモンが分泌され、疲労の回復や免疫力のアップ、成長、ストレス解消などに働きます。特に睡眠前半にはストレスホルモンの分泌が低下し、身体の成長と修復を促進する成長ホルモンが多く分泌されやすく、疲労回復やストレス解消の効果がみられます。また、風邪をひいたときや打撲・捻挫等をした際に眠気が強くなるように、体内で免疫物質が活発に働いている際にも睡眠が誘発されることがわかっています。十分な睡眠をとり、翌日の疲労感や体調不良とさよならしましょう!

豆知識
★体の疲れを効果的にとるためには、お風呂やストレッチを利用するとよいでしょう。お風呂で体を温めること(もしくは局所的に冷やすこと)やストレッチを行うことは、体の血行を良くしてリンパのむくみをとる効果があります。体に溜まった疲労物質が除去され、栄養や酸素が補給されることで疲労が回復されます。

原因② 偏った食生活・食事量の不足
⇒バランスのよい食事と楽しい食卓を心掛けましょう。

★肉体的疲労の原因にはエネルギーの不足や疲労物質の蓄積などがあります。ごはんやパン、めん類など主食に含まれる炭水化物は脳や体のエネルギー源です。しかし、これらをエネルギーに変えるためには主菜に含まれるビタミンB群が欠かせません!また、野菜や果物に含まれるビタミンCは体をストレスから守るために大活躍します。主食、主菜、副菜をバランスよく食べましょう。
★楽しい食事は栄養補給だけでなく心を休める役割もします。食卓に花を飾る・好きな音楽をかける等の工夫でほっとできる空間を作りましょう。

 

原因③ストレス

⇒十分な休養と睡眠をとりましょう。
⇒運動や休憩、気分転換でストレスとうまく付き合いましょう。
★ストレスの原因には精神的なものと肉体的なものがありますが、どちらのストレスの場合も私たちの身体ではストレスホルモン(カテコールアミンやグルココルチコイド)が分泌されます。これらのホルモンが分泌されると、食欲の低下や精神的な不快を感じたり、心拍数が増加して落ち着かない状態に陥ります。 肉体的なストレスでは、日頃からトレーニングを積んでいる人は身体の各組織の発達によってストレスホルモンが分泌されにくくなるため、緊張やストレスに強くなると考えられています。運動で疲れに強い身体になりましょう。
豆知識 ★肉体的な疲労の中でも、長時間のデスクワークなどの仕事による疲れより、スポーツをした後の疲れに心地よさを感じませんか?これは一定時間スポーツ(マラソンなど)を続けることによって、私たちの体内でβエンドルフィンという脳内モルヒネが分泌されているからです。過度の運動は疲労の原因にもなるため、適度な休養をとりつつスポーツを楽しみましょう。

 

原因④ 病気の影響、薬の副作用
⇒医療機関で病気を治しましょう。
★疲労感を伴う疾患は、風邪・胃腸炎・肝炎・下痢症・糖尿病・高血圧など数多くあります。女の子に多い鉄欠乏性貧血でも疲労感は生じやすくなります。原因となる疾患が治癒しない限りは、体を休めても疲労感は解消しません。まずは医療機関で病気を治しましょう。

 

また大きな臓器や器官が疲労する事により強い倦怠感を伴います。

以上の4つに該当するものがあれば生活改善を行う必要があります。

また原因を突き止められない場合は、なんかしらの疾患の可能性も疑われますので、近隣の医療機関を受診してください。

 

栄養素の不足から起こるものがあるのでそれについては別途記事でご紹介します。

 

 

 

身体の歪みから分かる不定愁訴

身体の歪みから不定愁訴を特定する事ができます。

何故なら身体の機能を、司っている自律神経は各器官に枝分かれしているからです。

調子が悪い所の自律神経が正常に働かないために不調が出るからです。

神経の各器官と繋がりをみるとより分かりやすいです。

 

パソコンやスマホの使用頻度が上がり常に背中を丸め下を向くことが多い現代社会では猫背にならない方がおかしい程、自ら猫背になるように努力していると言わざる負えない状況です。

かりに姿勢が5度前傾すると年齢が10歳老けて見えるという検証結果もあるように、見た目的にもとてもマイナスな印象を与えてしま猫背とは一体どのようなものなのでしょうか?

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左のような理想的な姿勢であれば脊柱の歪みが無いので自律神経の流れは通常であり、正確な伝達を行ってくれます。血管も圧迫されないので血流も良好です。

右のような猫背の場合は背中が丸くなっていると、内臓が圧迫されてしまい、内臓の働きが低下してしまいます。
また、猫背になっていると、肋骨が大きく広がらないので、深い呼吸ができなくなってしまいます。
酸素は呼吸によって体内に取り入れられ、血液によって体のすみずみに供給されます。供給された酸素は頭脳の活動に使われたり、運動のエネルギーとして消費されます。

ですから、呼吸が浅くなってしまうと、体に十分な酸素が供給されなくなり、細胞の働きを鈍らせ、さまざまな身体機能の低下につながります。

自律神経の流れと血流は細胞や各器官の働きに大きくかかわっているのです。

水まきの例えだと分かりやすいと思います。

ホースが血管や神経管で

水を血液や神経伝達物質と考えてください

真っ直ぐなホースは水が沢山出ますよね??

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あれ?途中で水の出が悪くなった。。。。って経験ありませんか?

 

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このような状態では水が出なくなりますし、水をひねったところであまり変わりませんよね?

これが歪みが引き起こす不定愁訴なのです。

 

歪みから起きる不定愁訴は歪みを取らない限りは良くなりません。

ホースの例でお分かりの通り水をいくら捻ったところで解決しないのと同じ事なんです。

上記の例だと皆さんはどの様な事をしますか?

簡単ですよね^^

ホースの捻じれを一番初めに取る事を考えますよね?

 

現代人の9割方の人は姿勢は悪く、誰でも骨格の歪みを持っています。

理想的な骨格の人は1割もいません。

身体の歪みが少ない状態であれば自覚症状はほとんど出ませんが、歪みの癖が大きくなればなるほど、負担はかかり血行不良、自律神経の流れは阻害されてはじめて不定愁訴へと症状が現れ始めます。

そのような時にお医者さんにいってもどこも異常がないと診断されます。

医師は骨格の歪みなどは見ませんし、骨が変形してるや、検査数値でしか判断しませんから。

それで身体の症状に対処する薬を出して様子を観察するという事しかできないのです。

自分でも骨格の歪みを治せるストレッチやエクササイズはあります。

身体の歪みが強ければ強いほど、元の状態へ戻すのに時間もかかりますし辛さを取るのにも時間が必要になってきます。

早めに根本的な改善する事をお勧めします。

 

内分泌系の機能と作用

臓器は機能ごとに「消化器系」「循環器系」「呼吸器系」「泌尿器系」「生殖器系」「内分泌器系」 「感覚器系」「神経系」「運動器系(骨、関節、靭帯、筋肉)」に分類されています。

 

分泌には内分泌と外分泌があり、外分泌とは分泌腺から体の表面や消化管などへ分泌されることである。それに対し内分泌とは、分泌腺から血液やリンパ管に分泌されることである。

 

 

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内分泌腺から放出される物質をホルモンといいホルモンは微量で作用する。微量といってもppm(百万分の一)、ppb(十億分の一)という量である。なかにはppt(一兆分の一)という単位で効果を示すものまである。

 

つまり、ほんの少しでもホルモンのバランスが崩れるだけで病気になるのである。

 

微量で作用するという点ではビタミンと似ている。しかし、ビタミンは体でつくることのできないものがある。またビタミンは過剰になっても必ずしも異常が起こるとは限らない。この2点でビタミンはホルモンと異なっている。

 

ホルモンを分泌する内分泌腺には下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、膵臓、腎臓、卵巣、精巣、胎盤などがある。

 

下垂体
下垂体は前葉後葉中間部の三つからなる。それぞれ前葉と中間部は腺組織から、後葉は神経組織からなっている。

・下垂体前葉
下垂体前葉からは次の6種類が分泌される。

成長ホルモン 身長が伸びるのに関与するホルモンである。成長ホルモンは骨の先端にある軟骨の増殖を促す働きをする。つまり、骨が長くなることで身長が伸びるのである。成人になると身長が伸びなくなるのは、骨の先端に存在していた軟骨組織がなくなるためである。
甲状腺刺激ホルモン 甲状腺で放出されるホルモンの生産と分泌を促す。
副腎皮質刺激ホルモン 副腎皮質で放出されるホルモン(特に糖質コルチコイドと副腎アンドロゲン)の生産と分泌を促す。
卵胞刺激ホルモン 卵巣で放出される卵胞ホルモンの生産と分泌と卵胞の成熟を促す。
黄体形成ホルモン 卵巣からの排卵を促し、排卵後の黄体形成と黄体ホルモンの生産と分泌を促す。
プロラクチン
(黄体刺激ホルモン)
動物の場合ではプロラクチンの作用によって、黄体ホルモンの分泌が促される。しかしヒトの場合では黄体ホルモンの分泌は黄体形成ホルモンがその役割を果たす。

 

つまり黄体ホルモンの分泌促進に関してはプロラクチンは必ずしも必要ない。ただし、このホルモンは分娩後の乳汁生成と分泌促進という働きがある。

 

成長ホルモンの量が成長期に多量に分泌されると、異常に身長の高いヒトになる。これを巨人症という。また手、足、鼻、喉には成人になっても先端に成長ホルモンに反応する軟骨が残っている。そのため、成人になっても成長ホルモンが分泌され続けると身体の先端がとび出てしまう。これを先端肥大症という。

 

・下垂体中間部
下垂体中間部からはメラニン刺激ホルモンが分泌されている。皮膚のメラニン細胞を刺激することでメラニン形成を促す作用をする。メラニンが作られると皮膚が黒くなる。

 

・下垂体後葉
下垂体後葉からは次の二つのホルモンが分泌されている。

オキシトシン このホルモンは成熟した子宮を収縮させる作用があり、分娩時に重要な役割を果たす。そのため医療としては陣痛促進剤として用いられることがある。また、乳汁の排出を促す作用もする。
抗利尿ホルモン
(バソプレッシン)
このホルモンは尿を生成するときに水を再吸収させる働きをする。つまり尿を凝縮させる役割をする。尿の生成を促す利尿効果に対抗するので抗利尿ホルモンである。また血圧を高める作用があり、バソプレッシンともいわれている。

 

抗利尿ホルモンの働きが弱まると尿崩症という病気が発症する。尿の生成の際に水の再吸収がうまく働かなくなる病気であり、尿の量が一日に10リットルになることもある。

 

甲状腺
甲状腺からは次の2種類のホルモンが分泌されている。

サイロキシン
トリヨードサイロニン
これらはヨード(I)を含む物質である。主にサイロキシンであり、トリヨードサイロニンはわずかである。二つは同じ作用を示す。その作用は

 

・物質代謝の亢進  ・成長促進、骨格筋の発達促進
・交感神経系の活動促進  ・知能の発達促進

 

などである。

カルシトニン カルシトニンは血液中のカルシウム濃度を下げる作用がある。つまり血液中のカルシウム濃度を上げる作用をするパラソルモン(副甲状腺から分泌されるホルモン)と反対の働きがある。

 

甲状腺ホルモンの分泌異常が起こると、次のような病気を発症する。

 

バセドウ病 サイロキシンの分泌量が多いと発症する病気です。症状としては甲状腺の肥大(甲状腺腫)、微熱、眼球突出などがあります。女性に多く、その数は男性の5倍ともいわれています。
粘液水腫 成人になってからサイロキシンの分泌量が低下すると発症する病気である。粘液水腫にはだるさやむくみ、皮膚のかわき、脱毛などがある。
クレチン症 子供のときにサイロキシンの分泌量が少ないと知能障害などが起こる。これがクレチン症である。特に生まれたときから甲状腺の機能が低下している病気を先天性甲状腺機能低下症という。

 

現在の日本では新生児にスクリーニングをしているので、早期発見が可能になっている。

甲状腺腫 甲状腺が肥大することを甲状腺腫という。原因はバセドウ病にかぎらず、さまざまな原因で発症する。

 

副甲状腺
副甲状腺は甲状腺の裏側に上下一個ずつの合計4個存在する。大きさは米粒くらいで、そこからはパラソルモン(パラトルモン)というホルモンが分泌されている。パラソルモンは血液中のカルシウム濃度を上昇させる作用がある。

 

血中のカルシウム濃度が半分くらいまで下がるとテタニーとう病気を発症する。症状としては筋のけいれんなどがある。「テタニー=カルシウム濃度の低下」であり、さまざまな原因がある。その原因の一つとして副甲状腺ホルモンの分泌低下がある。

 

副腎
副腎は腎臓の上にある内分泌腺である。副腎の表層の部分を皮質、内部を髄質という。

 

・副腎皮質
副腎皮質から分泌されるホルモンには電解質コルチコイド、糖質コルチコイド、副腎アンドロゲンの三つがある。これら三つの中でも、副腎アンドロゲンは男性ホルモンの一種である。男性ホルモンは副腎アンドロゲン以外にも様々な種類が存在するため、副腎アンドロゲンは副腎皮質特有のホルモンではない。

 

そのため、副腎皮質から分泌されるホルモンの中でも、副腎アンドロゲンを除いた電解質コルチコイドと糖質コルチコイドを特に副腎皮質ホルモンという。

 

電解質コルチコイド このホルモンの代表にはアルドステロンであり、他にもデオキシコルチコステロンがある。このホルモンは尿が生成されるときに尿中からNaを吸収し、Kを尿中に排出する作用がある。
糖質コルチコイド 糖質コルチコイドはコルチゾンとコルチゾールが主であり、次の作用がある。

 

・糖新生作用
・脂肪やタンパク質を糖に変えることで、血糖値を上昇させる
・抗炎症作用
・血液中のリンパ球、好酸球の減少作用

副腎アンドロゲン 男性ホルモンである。そのため、副腎皮質からは男女に関係なく男性ホルモンが分泌されていることになる。しかし分泌量がわずかなので、生理作用はほとんどない。

 

アルドステロンはレニンアンジオテンシンによって調節されている。血液中のNa濃度が低下すると、腎臓からレニンが分泌される。このレニンが血漿タンパクを分解することでアンジオテンシンⅡが生成される。

 

このアンジオテンシンⅡが副腎皮質に働きかけ、アルドステロンの分泌が促進される。そうすることで尿中のNaの吸収が促され、血液中のNa濃度を正常な値に戻す。

 

副腎皮質から分泌されるホルモンのバランスが崩れると次の病気を引き起こす。

 

アルドステロン症 アルドステロンの分泌が異常に多くなると血液中のNa濃度が高くなり、高血圧を引き起こす。
クッシング病 クッシング病は副腎皮質から分泌される3種類のホルモンが異常に多く生産されるために発症する。症状には特殊な肥満(手や足は細いが、丸い顔と太い首になる)、糖血圧、糖尿病などがある。
アジソン病 副腎皮質ホルモンの分泌量が異常に減少すると発症する病気である。症状には疲労感、低血圧、皮膚に黒ずんだ斑点の出現などがある。

 

・副腎髄質
副腎髄質からはアドレナリン(エピネフリン)ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)の二つのホルモンが分泌されている。

 

このホルモンの働きは似ており、自律神経のうちの交感神経と同じ働きをする。

 

膵臓(すい臓)
すい臓にはランゲルハンス島とよばれる球形の細胞集団が存在する。これらの細胞はその形からA細胞、B細胞と区別されている。それぞれA細胞からはグルカゴンが、B細胞からはインスリンが分泌されている。

 

インスリンには血糖値を下げる働きをする。具体的には次のように働く

 

・肝臓に働きかけ、グルコース(ブドウ糖)をグリコーゲンに転化させる作用を促す
・血液中のグルコースを細胞内に取り込ませる作用がある。
・糖質を脂質に変換する作用をもつ

 

なお血糖値が異常に高くなる病気を糖尿病といい、生活習慣病の一つとなっている。インスリンの量が不足したりインスリンが細胞に作用しにくくなったりすると糖尿病になる。またインスリンを多量に注射してしまうと低血糖を引き起こす。

 

グルカゴンはインスリンとは反対の働きをする。つまり血糖値を上昇させるように働く。また、ランゲルハンス島にD細胞がごくわずか存在する。このD細胞からはソマトスタチンというホルモンが分泌されており、インスリンやグルカゴンの分泌を抑制する作用をもっている。

 

卵巣
卵巣からは卵胞ホルモン黄体ホルモンの2種類のホルモンが分泌されている。

 

・卵胞ホルモン
卵胞ホルモンには化学的にエストラジオールエストロンがあり、両方ともステロイドである。卵胞ホルモンには次の作用がある。

 

・女性器の発達を促す。乳房の発達や女性らしい体形など
・卵管や膣の働きの維持

 

また、動物の発情は卵胞ホルモンの働きによって発生するので卵胞ホルモンを発情ホルモンともいう。発情を誘発する物質は卵胞ホルモン以外にも多く存在し、これら発情を誘発する物質を総称してエストロゲンとよぶ。つまり、エストロゲンは単一の物質の名前ではない。

 

・黄体ホルモン

 

排卵が起こると黄体が形成される。この黄体から分泌されるホルモンが黄体ホルモンであり、化学的にはプロゲステロンの一種類だけである。なおプロゲステロンは体内で代謝を受けるとプレグナンジオールへと変化して尿中に排出される。

 

黄体ホルモンには次のような作用がある。
・受精卵が着床できる状態を作る。
・排卵を抑えることで、妊娠状態を乱さないようにする。

 

黄体ホルモンは妊娠に関して重要な役割を果たし、このホルモンの分泌量が少ないと流産を引き起こす。また、黄体ホルモンは排卵を抑える作用があるので避妊薬として用いられている。

 

精巣
精巣からは男性ホルモンが分泌され、その成分はテストステロンとよばれている。テストステロンはステロイドであり、次の作用がある。

 

・男性器の発達促進。男性らしい体形の形成。
・タンパク質の合成を促し、筋や骨の発育を促す。

 

テストステロンは体の中で代謝されるとアンドロステロンとなって尿中に排出される。男性ホルモンの作用をする物質を総称してアンドロゲンとよぶ。(⇔エストロゲン)。

 

参考文献 役に立つ薬の情報~専門薬学より引用

泌尿器系仕組みと働き

臓器は機能ごとに「消化器系」「循環器系」「呼吸器系」「泌尿器系」「生殖器系」「内分泌器系」 「感覚器系」「神経系」「運動器系(骨、関節、靭帯、筋肉)」に分類されています。

ここでは泌尿器系の働きや役割について説明していきます。

泌尿器系を構成するのは、腎臓、尿管、膀胱、尿道

生体を維持するために、常に摂取と排泄を繰り返しています。体の成分の材料やエネルギ-源を体外から取り込み(摂取)、必要な物質をつくり、その結果生じた不必要な物質、余った物質を体外に捨てています(排泄)。

排泄には、腎臓、消化管、肺、肝臓、皮膚などの各器官が担っていて、尿をつくり、水溶性の物質を尿中に排泄しているのが腎臓、便をつくり、固形の物質を便中に排泄しているのが消化管です。
尿の生成、排泄にかかわる器官の集まりである泌尿器系は、腎臓と尿管、膀胱、尿道からなります。腎臓が血液を濾過して必要な物質と不要な物質を選択して不要な物質を含む尿をつくり、 その尿を尿管が膀胱に送り、膀胱が貯蔵し、たまったときに尿道から出して捨てます。

細胞の代謝を円滑にする

私たちの体重の約60%は水といわれています。 水は全ての細胞を浸しており(細胞外液)、細胞の中にもあり(細胞内液)、もちろん血液やリンパ液、消化液、粘液、唾、汗、涙などにも含まれています。
細胞は血液~細胞外液から栄養素や酸素を受け取り、代謝して生じた物質を細胞外液~血液に放出しています。細胞がスム-ズに代謝を行うためには細胞外液~血液中の水分、電解質などを常に一定に保つ必要があり、それを尿の生成、排泄によって調節しているのが泌尿器系なのです。
私たちは1日に約2300mℓの水分を摂取し、約1500mℓの水分を尿として排泄しています。水以外で尿中に排泄される主な物質は、タンパク質の代謝によって生じる尿素、核酸の代謝によって生じる尿酸、筋肉のエネルギ-物質クレアチンの代謝によって生じるクレアチニン、肝臓での代謝(解毒)によって生じる馬尿酸、電解質などです。
電解質は、尿中への排泄を調節し、ナトリウム、カリウム、塩素、カルシウム、リンなどの血中濃度をほぼ一定に保っています。

【水の1日摂取量と排泄量】
飲み水約1500mℓ、食物中の水約800mℓ、排泄量は尿中に約1500mℓ、大便中に約150mℓ、呼気中に約400mℓ、皮膚からの汗、蒸発が約600mℓ。
摂取量より排泄量が多いのは細胞の代謝により生じる水が約350mℓあるため。

泌尿器系の器官

腎臓

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腎臓は血液を濾過して老廃物や塩分を尿として体の外へ追い出してくれます。
また、体に必要なものは再吸収し、体内に留める働きをしています。
腎臓の働きが悪くなると尿が出なくなり、老廃物や毒素が体に蓄積し尿毒症になります。

左右に一つずつあり、1つの大きさは約11×5×3㎝、重さは約100g。
尿の生成、ホルモンの分泌(血圧、体液量、電解質、浸透圧、赤血球産生の調節)、pHの調節など。
尿管

左右の腎臓から尿を膀胱に送る一対の管で、長さ約30㎝、口径4~9㎝。

尿は膀胱(ボウコウ)から尿道を通って排泄(ハイセツ)されます。

膀胱

尿をためておく伸縮する袋で、貯尿量は平均500mℓ。

膀胱(ボウコウ)は、腎臓(ジンゾウ)から尿管(ニョウカン)を通って流れてきた尿を一時的にためておくための、伸び縮みする袋状の臓器です。膀胱は、恥骨(チコツ)の後ろにかくれるように位置し、骨盤のなかにおさまっており、尿が溜まると球状にふくらみます。尿が溜まっていないときには、盃を逆さまにしたような形状をしています。膀胱の容量は、450ミリリットルほどですが、200~300ミリリットルの尿が溜まると尿意をもよおします。尿意は、膀胱内壁の末梢神経(マッショウ・シンケイ)から大脳へと伝えられ、「排尿」の指令が出されます。これを「排尿反射」と呼びます。排尿反射が生じると、膀胱(ボウコウ)の内括約筋(ナイカツヤクキン)が意志とは無関係にゆるめられ、膀胱を収縮させて尿を排泄(ハイセツ)します。しかしながら、膀胱には意志によってコントロールできる外括約筋(ガイカツヤクキン)もあるので、尿意をある程度は我慢することもできます。

尿道

尿を膀胱から体外に出す管で、長さは女性で3~4㎝。男性は16~18㎝。
男性では生殖器(精液の通路)を兼ねる。

尿道は女性では尿の排泄(ハイセツ)の役割しかありませんが、男性では精液の通り道にもなっています。女性の尿道は、男性よりも短いので、尿道炎(ニョウドウエン)や膀胱炎(ボウコウエン)になりやすい。

 

その他の排泄器

肝臓
胆汁色素やコレステロ-ルを排泄する。

肝臓には約2000種以上の酵素(こうそ)があるといわれ、これらの酵素のはたらきによって、肝臓は以下のようなさまざまな機能を営んでいます。


炭酸ガスや水蒸気を排泄する。

皮膚
汗、水蒸気を排泄する。

参考文献 愛ーmadoca.comより引用

呼吸器系

臓器は機能ごとに「消化器系」「循環器系」「呼吸器系」「泌尿器系」「生殖器系」「内分泌器系」 「感覚器系」「神経系」「運動器系(骨、関節、靭帯、筋肉)」に分類されています。

呼吸器系とは外呼吸を行うための器官系をいい、これには鼻から気管支までの空気の出入りと発声に関する気道と、空気と血液との間のガス交換の場である肺とがある。

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声帯…喉頭腔の真中ごろの両側壁に声帯ヒダ(声帯)があり、左右の声帯ヒダの間を声門裂といいます。声帯ヒダと声門裂を合わせたものが声門。声門を調節し声帯を振動させて、いろいろの声を出します。

気管および気管支…気管は喉頭に続き、左右の気管支に分かれるまでの約10cmの細長い管。気管支は肺門より肺に入り、樹枝状に分岐し肺胞となる。気管支には左右差があり、右気管支は左気管支に比べて、短く、太く、分岐より肺門に至る傾斜が急で、飲み込まれた異物は、右気管支に行くことが多い。

 

気管支と肺胞

気管支は、より細い気道(細気管支)へと、次々と枝分かれし、細気管支は最も細い気道で、直径は0.5ミリメートルしかありません。気道全体は、おおまかにみると木を逆さまにした形に似ていて呼吸器系の中で、気道部分を「気管支の樹」と呼ぶこともある。

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また、気道は弾力性に富んだ、線維性の結合組織である軟骨によって筒状に保たれて気道を取り巻く筒状の筋肉は、伸びたり縮んだりできるので、気道内部の広さが変えられます。
細気管支の先端には、数千もの小さな空気の袋(肺胞)があり 肺を構成する6億という肺胞の総表面積は、60~100平方メートルにもなる。肺胞の壁の内部は、細い血管(毛細血管)が密集した網状の組織になっていて空気と毛細血管の間の壁が非常に薄いため、酸素は肺胞内から血液中へ、また二酸化炭素は血液中から肺胞内へと移動できる。

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肺の構造

肺は、心臓をはさんで左右に1個ずつあり、心臓がやや左に片寄っているため左肺は右肺より小さくなっている。肺の内側面中央は肺門といい、気管支、肺動脈、肺静脈、気管支動静脈、リンパ管、神経などが出入りしている。

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肺は、右が上葉、中葉、下葉の3つに、左は上葉、下葉の2つに分かれていて肺葉は多角形小葉の集まりからなり、その中を葉気管支が枝に分かれ、一定の肺区域に広がり、さらに分岐し肺胞となる。

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胸膜は肺を直接包み、肺門部で折れ返り、胸腔内壁に密着する2枚の漿膜で、この2枚の膜の間に少量の漿液を分泌し、肺の拡張・収縮による肺と胸壁との摩擦を防ぐ。

左右の肺にはさまれた胸腔の正中部を縦隔といい、心臓、胸腺、気管、気管支、食道、大動脈、大静脈、胸管、神経などの器官が存在。

肺のはたらきと肺動脈・肺静脈

肺のはたらきは呼吸に関連していて鼻から始まった空気の通り道、気道が左右の気管支に分かれ、それぞれ左右の肺に入ってくる。

肺門から肺の内部に入った気管支はどんどん枝分かれして細くなり、最終的には肺胞となる。

肺胞の周りには毛細血管が網の目のように取り巻いており、呼吸によって取り入れた肺胞内の空気から、酸素を血液中に取り入れ、血液中の二酸化炭素は肺胞内に押し出し、”ガス交換”が行われます

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肺門には、気管支、肺動脈、肺静脈が出入りしていて肺動脈とは心臓から出て肺門から肺に向かって血液を流す血管で、肺静脈は肺から出る血液を心臓にもどす血管。

肺動脈と肺静脈とは、その管の中を通る血液の性状が異なっていて、心臓にもどる血管、肺静脈中を流れるのは肺胞から酸素をもらったきれいな血液で、二酸化炭素を肺胞に出してしまう前の汚れた血液が流れているのは、心臓から肺に向かい、肺内に入ってきている肺動脈ということになる。

呼吸

呼吸運動は、吸息と呼息の運動で肺胞内の換気を行う行為で、吸息は外肋間筋や横隔膜の収縮により、胸腔を拡大して行われ、呼息は、内肋間筋の収縮、横隔膜の弛緩により、胸腔を縮小して行われる。

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胸式呼吸…主に肋間筋のはたらきによる。

腹式呼吸…主に横隔膜のはたらきによる。

胸腹式呼吸…胸式呼吸と腹式呼吸を併用した呼吸型。普通はこの型で呼吸する。

呼吸数…健康な成人では、普通15~17回/分で、睡眠時には少なく、運動時には増加します。安静時に1回の呼吸で出入りする空気の量を1回換気量といい、500ml。

肺活量…最大に息を吸い、ついで最大に息を吐いたときの呼吸量をいい、成人男性では3000~4000ml、女性で2000~3000ml。そのうち右肺は約55%、左肺は約45%を占める。

 

参考文献 JMP 日本医療企画

Qlife家庭の医学より引用

 

 

循環器系 リンパについて

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脊椎動物には、体全体に網の目のように張り巡らされているネットワークような「リンパ管」があります。そのリンパ管の中を流れているのが「リンパ液」。リンパ液というのは、リンパ管に流れ込んだ組織液のことで、血液中の血漿に由来する無色透明の液体で、ただし、血漿と比べてたんぱく質の量が少なくなっています。また、白血球の一種であるリンパ球が含まれている。

リンパ節(リンパ腺)とは、リンパ管の中継点のようなところで、約800箇所もあるといわれる。

主なリンパ節

・後頭リンパ節:後頭部の皮下にあるリンパ節。後頭部、頸部のリンパの集合場所。
・耳介後リンパ節:胸鎖乳突筋上部表面にあるリンパ節。耳介後面、頭頂部のリンパの集合場所。
・耳下腺リンパ節:耳下腺の実質中もしくは被膜上にあるリンパ節。頭頂前部、耳介、外耳道、鼓膜、耳下腺のリンパの集合場所。
・顎下リンパ節:顎下腺付近にあるリンパ節。顔面部、口腔のリンパの集合場所。
・オトガイリンパ節:オトガイ下にあるリンパ節。舌尖、下唇、オトガイなどのリンパの集合場所。
・ウィルヒョウのリンパ節:左鎖骨上部にあるリンパ節。
・鎖骨下リンパ節:鎖骨の下の部分にあるリンパ節。
・腋窩リンパ節:腋窩にある20~30個のリンパ節群を指す。
・気管支肺リンパ節:肺内のリンパの総称。
・腸リンパ本幹:腹腔内のリンパの集合場所。
・鼠蹊部リンパ節:下肢の付け根の前面(鼠蹊部)に集まる数十個のリンパ節。

 

リンパ管、リンパ節の構造

 

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リンパ液、リンパ管、リンパ節の3つをリンパといい、リンパ系ともいう。

リンパ液は、血液のように心臓のポンプの働きで体内を流れるわけではなく、呼吸運動や骨格筋の収縮と弛緩によって流れ安静時には流れが遅く、運動時には筋肉が収縮と弛緩を繰り返すので早く流れます。リンパ液は、血液の2倍以上の量がありますが、血液と比べると、非常にゆっくりと流れている。

血管は、末梢も開放系ではないので、輪のようにつながって血液が流れています。一方、リンパ管は末梢が開放系なので、開放された毛細リンパ管へリンパ液が流れ込んでいます。リンパ液は、末梢の毛細リンパ管から、鎖骨の下にある鎖骨下静脈へと流れていきます。

右の上半身のリンパ液は、右リンパ本幹に集められます。左の上半身のリンパ液と、左右の下半身のリンパ液は、胸管という名前の太いリンパ管に集められます。右リンパ本幹と胸管は、鎖骨下静脈に合流。

リンパ管が静脈と合流した時点で、リンパ液も静脈血と一体になります。

リンパ液の流れは血液のような循環系ではなく、末梢の毛細リンパ管から始まり、最終ゴールは鎖骨下静脈になるという流れです。ほとんどのリンパ管には、同じ方向に流れるように、静脈にみられるような弁が備わっている。

リンパ管の種類

静脈と同じく浅・深の2種がある。

浅リンパ管は多数あり皮下静脈と同じ方向に走る。

深リンパ管は多くは血管に伴走し、分枝・結合・網状をなし血管をとりまく。

浅・深リンパ管には結合がある。

全身の浅・深リンパ管は最後に左右の2管に合する。

身体下半からのリンパは腸リンパ本幹と左右の腰リンパ本幹の3幹に集まる。この3幹は第二腰椎レベルの大動脈右で乳ビ槽を作り、ついで胸管を上行して左静脈角に開口する。

上肢のリンパ管のうち浅リンパ管は皮下リンパ管網より前腕・上腕に至り伸側のものは屈側に集まり腋窩リンパ節に入る。深リンパ管は血管に沿って上行し、腋窩リンパ節に入る。

 

心臓血管系とリンパ管静脈系

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リンパの3つの役割

 

 

大きく分けると3つの役割があります。「余分な液体の回収」と「排泄機能」と「免疫機能」。

血液の成分の一部は、毛細血管から組織液の中にしみ出し、戻りません。組織液の中にしみ出した余分な液体は、リンパ管を通して集められ、最後は鎖骨下静脈に流れ込んで、血液の中に回収されます。

リンパには、老廃物を回収する働きがあります。通常、老廃物は毛細血管を通じて静脈に取り込まれ、心臓まで戻ります。しかし、老廃物が静脈では回収しきれないときはリンパ管に流れ込み、リンパ液となる。また、リンパは、脂肪の運搬にもかかわっていてリンパ管は組織液に混ざっている傷ついた細胞、がん細胞、細菌やウイルスなどの異物も集めて運搬する。

リンパは、老廃物を運ぶ「下水道」のような役割を果たしている。

リンパには、感染に対する防衛機能、「免疫機能」。リンパ節は細菌やウイルスなどを退治し、健康な体を維持するために老廃物や細菌などを濾し取って、全身に回らないようにするフィルターのような機能があります。リンパ節は、生体内に侵入した細菌や有害物質を血液循環中に入れないための関所の役目を担っている。

リンパ液には、末梢ではリンパ球が少ないのですが、リンパ節を通るたびにリンパ球が増えていきます。リンパ球には細菌やウイルスの性質を記憶する働きがあるので、同じ病原菌が再び侵入しようとすると、生体防御のための抗体を産出する能力がある。リンパ球には寿命があるのですが、この記憶の働きは、新しくつくられるリンパ球に引き継がれ、傷ついた細胞を体から排除し、感染症やがんが広がるのを防ぐという重要な機能も果たしている。

カゼをひいたときに、リンパ節が腫れるのは、免疫機能が、ウイルスなどと闘っているからで、カゼをひくとリンパ節が腫れる場所にはいくつかあります。はっきりと自覚できる場所は首すじで首には皮下にリンパ節が多く集まっているので、腫れが出やすい場所ですが、カゼが治ると時間とともに腫れがひいていく。

次に出やすいのは足。足に疲労が蓄積すると、リンパ節の腫れを起こすことがよくある。

このようにリンパ節が腫れるのは、免疫力が低下しているサインで運動、ストレッチ、マッサージなどを行い、また生活習慣を根本的に改めるように。

足に限らず、「むくみ」は組織液が停滞している状態。リンパ液がたまっている、つまり老廃物(毒素)がたまっているということで、足を動かすことでリンパ液を還流させて、むくみを解消させましょう。

皮下リンパ系の構造

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参考文献 自律神経免疫療法の湯島清水坂クリニック

リンパ浮腫を理解するためにより引用

 

 

 

内臓の役割 心臓と脾臓

臓器は機能ごとに「消化器系」「循環器系」「呼吸器系」「泌尿器系」「生殖器系」「内分泌器系」 「感覚器系」「神経系」「運動器系(骨、関節、靭帯、筋肉)」に分類されています。

心臓について

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心臓の構造

心臓は左右の肺にはさまれ、心膜に包まれて横隔膜の上に存在。円錐形をしており、大きさはその人の握りこぶし大、重量は250~300g。

心臓の壁は心内膜、心筋層、心外膜の3層からなり、心臓の内部は右心房、右心室、左心房、左心室の4つの部屋に分けられていて全身へ血液を送る左心室の心筋層が一番厚くなっている。

心房から心室に移るところ、心室から動脈へ出るところには、血液の逆流を防ぐ弁膜があり、左心房と左心室の間の弁を僧帽弁という。

生きたポンプである心臓は、右心房、右心室、左心房、左心室からなる4つの部屋に分かれています。それぞれが一定のリズムで収縮と弛緩を繰り返し、全身に血液を送っています。健康な心臓が1日に送り出す血液量はドラム缶40本分にもなります。全身から戻ってきた静脈血は、上下大静脈から右心房に流れ込みます)右心房の血液は右心室から肺動脈を通って、肺で酸素を取り込んだ後、左右の肺から各2本ずつの肺静脈を経て左心房に入り、僧帽弁を通過して左心室に送られます。ここで血液は左心室の強い収縮力を受けて大動脈から全身に送り出されます。

電気信号

心臓は、規則正しいリズムをつくって絶えず収縮と拡張を繰り返します。リズムをつくっているのは、洞結節(どうけつせつ)と呼ばれる部分で、発電所のような役割をしている。

洞結節でつくられた電気信号は心房全体を収縮させて、房室結節(ぼうしつけっせつ)と呼ばれる中継点に入ります。そこから左心室、右心室に向かって電気が流れていくことで心室全体が収縮する。

冠状動脈(かんじょうどうみゃく)(冠動脈)と心筋

心臓自体を栄養する血管は、心臓の表面を取り巻くように走っており、冠状動脈(冠動脈)と呼ばれます。心臓が拡張する時に血流が流れ込んでいきます。

心臓は非常に酸素を多く必要とする臓器で、その不足は心臓のはたらきを大きく阻害。

心臓は心筋といわれる筋肉でできており、内側を裏打ちしているのが心内膜(しんないまく)、外側を包んでいるのが心外膜(しんがいまく)。

 

肺循環(小循環)・体循環(大循環)

●肺循環(小循環)

全身から戻ってきた炭酸ガスを多く含む静脈血は一度心臓に戻った後、肺で炭酸ガスから酸素に交換されます(ガス交換)。その後、酸素を多く含んだ動脈血が心臓から全身に送り出されます。肺循環(小循環)は心臓→肺動脈→肺→肺静脈→心臓の一連の流れ。1周する時間は約3〜4秒。

●体循環(大循環)

心臓のポンプ機能によって体内を循環する血液は、全身の各器官や細胞のすみずみに新鮮な酸素や栄養素を運び、さらに不要となった炭酸ガスや老廃物を受け取って、からだの外に排出するために絶え間なく流れています。体循環(大循環)は心臓→大動脈→動脈→毛細血管→静脈→大静脈→心臓の一連の流れ。1周する時間は約20秒です。

 循環器系のバックアップ(代償)機能と心不全
心臓のポンプ機能が低下すると交感神経系の興奮が起こりその結果、心拍数の増加と心収縮力の増強をもたらし、さらに末梢循環系に対しても動脈の収縮と静脈の伸展性低下というバックアップ反応を起こす。末梢動脈の収縮は腹部臓器や四肢などへの循環を制限し脳や心臓などへの循環を優先させるためのもので、末梢静脈の伸展性低下は末梢静脈に貯えられた血液を中心静脈に移動させ、心臓に戻る血液量を増加させて心拍出量を増加させるためのものです。
しかし、急激な心臓のポンプ機能低下が起こると、バックアップ機能が追いつかずに全身に十分な酸素を供給できなくなることがあり、これが急性心不全で低酸素血症の改善と心拍出量の確保が必要となる。
一方、慢性心不全とは心臓のポンプ機能低下が慢性化することで、心拍出量を保つためのバックアップ機能が過剰になってさまざまな障害を受けた状態をさす。
例えば、心拍出量を維持するためのバックアップ機能である循環血液量の増加や交感神経系の興奮による末梢血管の収縮が過剰になれば、心臓にかかる負担はますます大きくなり、心不全の症状も悪化することになる。
心臓のポンプ機能が低下する
●脳への血流量が減少すると

心臓から送り出された血液のうち、脳には全体の約15%(安静時)が流れ込みます。脳は、きわめて酸素不足に弱い組織ですから、血流量が減少すると意識や気力の低下、立ちくらみ、めまいが起こる。

●全身の細胞や組織に十分な血液が行き渡らなくなると

からだは心拍数の増加や心筋収縮力の増強によって血液循環を高めたり、呼吸を増やして大量の酸素を取り込むことで不足を補おうする。このようなからだの代償反応として起こるのがどうきや息切れ

●毛細血管に血行不良が起こると

全身の毛細血管では血液によって運ばれてきた酸素や栄養分と組織から出た老廃物や余分な水分の交換が行われています。血行が悪くなると余分な水分が組織にたまってむくみやすくなる。

●筋肉に血行不良が起こると

筋肉は、酸素を効率よく利用して運動します。十分な酸素が筋肉に供給されなければ、疲労物質がたまり、筋肉疲労や筋肉痛、あるいは全身倦怠感などが起こる。

脾臓
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脾臓は、にぎりこぶしほどの大きさをしたスポンジ状の軟らかい臓器。
脾臓は、白脾髄と赤脾髄という2種類の機能の異なる組織で構成。
白脾髄はB細胞、形質細胞を成熟させ、赤脾髄は血液をろ過することにより、古くなった赤血球を破壊し、赤血球中のヘモグロビンを分解し鉄を回収する働きをする。
赤脾髄には、細菌、真菌、ウイルスなどの微生物を処理するマクロファ-ジなどの食細胞も含まれており、血液中に含まれる細菌、真菌、ウイルスを除去します。 
脾臓の血液の流れ
心臓から脾臓へ血液を供給するのは脾動脈で、脾動脈によって脾臓へ運ばれた血液は、脾静脈によって脾臓から運び出され、より太い静脈である門脈を通じて肝臓へと運ばれる。
3つの役目
1 液の貯蔵庫
正常な脾臓には血液の成分である赤血球や血小板が予備として貯えられており、出血した時や運動などで酸素が少なくなった時に、この貯めていた血液が全身に送りだされます。犬では全身の血液の約30%が脾臓に貯えられています。
2 液の処理場
脾臓は血液にとって害のある細菌や異物などの侵入物、生体内の老化した赤血球や白血球、老廃物、古くなった細胞、さらに病的な赤血球などを処理する役目があります。また、それと同時に処理した血液の中から血液を造るのに必要な材料だけを再度取り込み、必要な時に供給もしています。
3 免疫系に大きく関わりをもつ
脾臓は免疫系における最大の臓器で、リンパ球を作る場所があります。リンパ球は血液中に進入した細菌や異物を自らの中に取り込んだり、それらに対する抗体を作る働きがあり、健康を維持するためにとても重要な防衛機能を持っていてそのリンパ球を作る脾臓は免疫に大きく関与しているということになる。
参考文献 求心製薬株式会社
     メディカルタウン
 
 

 

内臓の役割 消化器系の機能と特性

内臓とは体内にある臓器の総称で、臓器とも呼ばれています。

臓器は機能ごとに「消化器系」「循環器系」「呼吸器系」「泌尿器系」「生殖器系」「内分泌器系」 「感覚器系」「神経系」「運動器系(骨、関節、靭帯、筋肉)」に分類されています。

消化器系

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消化器系は食道、胃、小腸、大腸などの中(内腔)が空洞になっている臓器(消化管といいます)と肝臓、膵臓などのように中身が詰まっている実質臓器(消化器といいます)からできています。
言うまでもなく,中空の臓器はその中を食べ物が通ります。そして、実質臓器は食べ物を消化吸収するために必要な消化酵素を含む消化液をだして(分泌という)います。消化液は管を通して腸に送られます。さらに、腸で消化され吸収された栄養素は血管(門脈)に入り、全身に送られ,直ちに使われるか、または肝臓に蓄えられます。


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消化は先ず口の中の唾液腺から始まる
ものを口に入れると歯でかみ砕き、唾液と混ぜ合わせ消化が始まる。

唾液の役割は炭水化物を最初に分解することです。そして、さらに大事なことは唾液の中には消毒薬(リゾチーム、IgAなど)が含まれていることです。

4,ものを飲み込む仕組み(嚥下・えんげ)
ものを食べて飲み込むことは極めて大事なことです。しかし、大変微妙な仕組みで成り立っているのです。すなわち、ものを飲み込むことと空気を吸ってはくという呼吸との関係が同じところで行われているからです。

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ものを飲み込む,嚥下と言いますが,ことと呼吸は喉頭蓋というところで微妙に調整されています。呼吸をする時は喉頭蓋が開いて→気道(気管)へ、そして、ものを飲み込む時は喉頭蓋が閉まって→食道へ運ばれます。上手くいかないと食物が気道→肺に入って嚥下性肺炎を起こします。寝たきりのお年寄りがこの状態になるケースが多い。

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胃について

胃は大きなソラマメのような形をした中空の器官で、噴門部、胃体部、幽門部という3つの部分で構成されています。食道を通ってきた飲食物は、輪状の下部食道括約筋を通過して胃に入ります。

胃の上部は食べものを一時的に収容する場所で、食べものが入ってくると、噴門部と胃体部が弛緩(しかん)して容積が大きくなります。一方、胃の下部、つまり幽門部はリズミカルに収縮して、食べものを胃酸や酵素(胃液)と混合させたり、消化しやすいように小さく粉砕したりします。胃の内面を覆っている細胞は、3種類の重要な消化液成分を分泌します。すなわち、(1)粘液、(2)塩酸、(3)ペプシン(タンパク質を分解する酵素)の前駆体です。(1)粘液は、胃の細胞が塩酸と酵素で損傷しないように胃の内面を保護しています。ヘリコバクター‐ピロリ(H.ピロリ)の感染やアスピリンの服用などによってこの粘液層が損なわれると、胃が損傷を受けて胃潰瘍(いかいよう)の原因となる。

(2)塩酸は、ペプシンがタンパク質を分解するのに必要な強い酸性状態をつくります。また、胃の中が強酸性であることは、食べものと一緒に侵入したさまざまな細菌を殺して感染を防ぐ効果があります。胃酸の分泌は、胃に送られる神経刺激、ガストリン(胃から放出されるホルモン)、ヒスタミン(胃から放出される化学物質)に刺激されて起こります。(3)ペプシンは、タンパク質の1種で肉の主な成分であるコラーゲンを消化する、唯一の酵素。

すい臓について

膵臓は2種類の組織で構成されている臓器。1つは消化酵素を産生する腺房組織、もう1つはホルモンを産生する膵島組織。膵臓が産生する消化酵素は十二指腸へ、ホルモンは血液中へと分泌されます。

アミラーゼ、リパーゼ、トリプシンなどの消化酵素は腺房組織の細胞から分泌され、細い管を通って膵管に流れこみ、膵管は総胆管と合流。合流点はすぐ十二指腸へとつながっていて、この十二指腸への開口部にはオディ括約筋と呼ばれる輪状の筋肉があります。各種の酵素は膵臓で不活性の状態で分泌され、消化管に到達してから活性化されます。アミラーゼは炭水化物を消化し、リパーゼは脂肪を、トリプシンはタンパク質を消化。膵臓はまた、大量の炭酸水素ナトリウムを分泌して、胃から流れてくる胃酸を中和することで十二指腸粘膜を保護している。

膵臓では3種類のホルモンを産生。糖(ブドウ糖)を血液中から細胞に移動させて血糖値を下げるインスリン、肝臓に蓄えられている糖を血液中に放出させて血糖値を上げるグルカゴン、インスリンとグルカゴンの分泌を抑制するソマトスタチン。

肝臓について

肝臓は大きな臓器で、たくさんの機能を果たしています。そのうちいくつかの機能が消化に関係しています。

食品中の栄養素は小腸壁で吸収されて、小腸壁に豊富に存在する微細な血管(毛細血管)に入る。毛細血管は静脈に集まり静脈はさらに大きな静脈に集まり、最終的には門脈として肝臓に入る。門脈は肝臓内で小さな血管に分かれ、流れこんでくる血液を処理。

肝臓に入ってきた血液は2通りの方法で処理され小腸で吸収された細菌やその他の異物を除去。小腸で吸収された栄養は体内で利用できるようさらに分解される。肝臓はこれらの処理を高速でこなして、栄養豊富な血液を全身に送っている。

肝臓は、体内のコレステロールのおよそ半量を産生。残りの半量は食べものから摂取される。肝臓でつくられるコレステロールのおよそ80%が胆汁の産生に使われる。肝臓から分泌された胆汁は、必要になるまで胆嚢で貯蔵される。

胆嚢と胆道について

臓には左肝管と右肝管という管があり、胆汁はこの管を通って外に流れ出ます。左肝管と右肝管は合流して総肝管となり、さらに、胆嚢から発した胆嚢管と合流して総胆管となる。総胆管は、ちょうど膵管がオディ括約筋を通過して十二指腸に流れこむ場所で膵管と合流。

食事中以外は、胆汁は胆嚢に貯蔵されていて、わずかな量しか小腸に流れこみません。食べものが十二指腸に入ると、それが引き金になって、胆嚢の収縮を指示する一連のホルモンと神経の刺激反射が起こりその結果、胆汁が十二指腸に流れこんで食べものと混ざり合います。

胆汁には2つの重要な機能があります。1つは脂質の消化と吸収を助ける機能で、もう1つは不要になった老廃物、特に破壊された赤血球のヘモグロビンと過剰なコレステロールを体外へ排泄する機能。具体的には、胆汁は以下のような作用にかかわっている。

  • 胆汁に含まれる胆汁酸塩は、コレステロール、脂質、脂溶性ビタミンの溶解性を高め、吸収しやすくする。
  • 胆汁酸塩は、大腸の内容物が通過しやすいように大腸で水分の分泌を促す。
  • 破壊された赤血球の老廃物であるビリルビン(胆汁の主な色素)は、胆汁中へと排泄される(便が緑色から褐色をしているのは、このビリルビンによるもの)。
  • 薬などが代謝された後にできる物質(代謝物)は胆汁中へと排出され、その後体外へ排泄される。
  • 消化吸収で重要な役割を果たすさまざまなタンパク質が胆汁中へと分泌される。

 

胆汁酸塩は小腸の最後部で回収され、肝臓で再処理されて胆汁中に再分泌されます。この胆汁酸塩の再循環は腸肝循環と呼ばれ、体内の胆汁酸塩は1日に約10〜12回循環している。胆汁が腸を通過するとき、ごく一部は大腸に到達して、常在細菌によりさまざまな成分に分解され、そのうち一部は再吸収され、残りは便とともに排泄される。

 

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小腸について

食べものは胃から十二指腸へと送られます。十二指腸とは小腸の最初の部分です。食べものは、幽門括約筋でできている幽門を通って、小腸が消化できるよう少しずつ十二指腸に送られます。食べものがたまっているときには、十二指腸は食べものを送らないように胃に合図を送ります。

十二指腸には、膵臓から分泌される膵酵素と、肝臓と胆嚢から分泌される胆汁が、オディ括約筋と呼ばれる開口部を通って流れこみます。この2種類の消化液は消化と吸収を助ける重要な働きをしています。ぜん動も、食べものをもみ動かして分泌液と混合させることによって消化吸収を促進します。

十二指腸の始まりから約5〜8センチメートルの部分は内面がなめらかですが、それより先の内面には輪状ひだや小さな突起(絨毛[じゅうもう])、さらに小さな突起(微絨毛)があります。この絨毛と微絨毛によって内面の表面積が大きくなっているため、十二指腸はより多くの栄養素を吸収できるのです。

十二指腸より先の小腸の部分は、空腸と回腸と呼ばれます。この2つの部分は、主に脂質やその他の栄養素の吸収を行っています。空腸と回腸は内容物をもみ動かす働きがあり、また輪状ひだ、絨毛、微絨毛によって内側の表面積が広くなっています。このことは栄養素の吸収を容易にしています。小腸壁には血管が豊富にあり、門脈を通して栄養を肝臓に運んでいます。小腸壁は、小腸の内容物をなめらかにするための粘液と、消化された食物片を溶解するための水分を分泌します。タンパク質、糖質、脂質を消化する酵素も少量分泌されます。

小腸の内容物の硬さは、小腸を通過するにつれて変化していきます。十二指腸では、膵臓の酵素と胆汁で薄められて、強い酸である胃酸が弱められます。続いて小腸下部を通過するとき、水分、粘液、胆汁、膵臓の酵素と混合されて水っぽい状態になります。最終的には、栄養の大部分と水分が小腸で吸収され、内容物は約1リットルの水分を含んだ状態で大腸へと送られます。

 

大腸について

大腸は盲腸、上行結腸(右側)、横行結腸、下行結腸(左側)、そして直腸につながるS状結腸で構成されています。盲腸は上行結腸の始まりの部分で、小腸が大腸に移行する所です。盲腸からは虫垂が突き出ています。虫垂は指のような形をした小さな管状の器官ですが、特に機能はないと考えられています。大腸は粘液を分泌します。そして、便から水分を吸収する役目を果たしています。

腸の内容物は大腸に到達するときには液状になっていますが、通常は直腸に達するころには固形になり、便となります。大腸にはさまざまな細菌が生息していて、腸の内容物のいくつかの成分をさらに分解します。この分解過程でガスが発生します。大腸の細菌類は、血液凝固に必要なビタミンKなど重要な物質も産生しています。この細菌類は大腸が正常に機能する上で必要なものです。ある種の病気や抗生物質によって細菌類のバランスが崩れてしまうと、刺激が生じて粘液と水分の分泌が高まり、下痢が起こります。

直腸と肛門について

直腸は大腸の終わりのS状結腸に続く部分で、最後は肛門へと続いています。普通、便は下行結腸にとどまっているため、直腸は空になっています。下行結腸でいっぱいになった便が直腸に下りてくると便意が起こります(排便)。成人や年長児はトイレに入るまで便意をこらえることができますが、幼児や年少児は肛門の筋肉を調節する機能が発達していないため、排便を遅らせることができません。

肛門は消化管の最後に位置する開口部で、体から便を排泄する所です。肛門は、腸の組織と皮膚などの体表組織とでできていて、肛門を覆っている皮膚は体の外側の皮膚とつながっています。肛門には輪状の筋肉(肛門括約筋)があります。排便のとき以外は、肛門括約筋が収縮しているため、肛門は閉じています。

参考文献 食べ物を消化吸収する胃と腸の話

消化器系の仕組みについてより引用