断糖食事療法

断糖食これまでお話してきました通り、ガンのエネルギー源である“糖”を断ち、“必須アミノ酸”や“必須脂肪酸”をしっかり摂取して免疫力を上げる食事法、これらは、【荒木式】断糖食と呼んでいます。

 

この食事法は、400万年の歴史を持つ人類が、元々していた食生活に近い食事法になります。ですから、これが人間にとって本来あるべき食事の姿になります。

 

ところが、特にここ数百年の間で人類は目まぐるしく文明の発展を遂げてきました。以前はほとんど食していなかった(仮に食していたとしても極少量だった)穀物を、農業革命によって大量に生産し大量に消費するようになりました。

 

このことによって、飢餓が減ったというメリットもありますが、本来食べていなかった炭水化物を大量に摂取することによって、さまざまな病気が出てきました。

 

その代表的な病気が癌(がん)であり、糖尿病であり、さまざまな生活習慣病です。これらの病気の大きな原因が食生活の変化、つまり、“糖”を大量に摂取するようになったことによるものです。

 

【荒木式】断糖食では、病気の根源となっている“糖”の摂取を断ち、“必須アミノ酸”や“必須脂肪酸”などの栄養素をしっかり摂取します。人間が本来していた、人間の体に適した食事をすることが、この食事法の目的です。

 

ガンのエネルギー源である“糖”を断ち、“必須脂肪酸”や“必須アミノ酸”をしっかり摂取して免疫力を高めれば、ガンが良くなる可能性は十分にありますし、場合によっては消えてしまうことさえあるのです。

 

チェックリスト

 

 

 

 

 

 

 

今現在、治療中で思うように好転しない方や、進行が進んでしまっている方、副作用が酷く苦しんでいる方、金銭的な負担が多いなど、現状の癌治療は問題点は深刻な問題です。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

遺伝子治療と免疫療法

三大療法の他に代替療法と呼ばれる治療法がいくつかあります。

 

その種類はさまざまなのですが、中には一部効果の示された治療法もあります。しかし、その効果は限定的であることが多く、ガンが治るという絶対的な治療法として確立されているものはありません。

 

ここでは特に代表的な、遺伝子治療と免疫療法について簡単に触れたいと思います。

 

まずは、遺伝子治療についてです。「ガンは遺伝子の病気」と言われることがありますが、ガンの遺伝子を正常な遺伝子と入れ替える実験を行った結果、正常な遺伝子はガンにならないことが確認されました。

 

つまり、ガンの原因は遺伝子の異常ではないということが、この実験で明白になったのです。

 

また、免疫細胞の衰えが、ガンを増殖させる原因と考えられたことがあります。ガン細胞を壊す免疫物質を作って治療するという免疫療法が行われたことがあるのですが、こちらも確かな効果は得られませんでした。

 

つまり、ガンの原因は免疫異常でもないことが判明したのです。

 

その他にも、温熱療法や理学療法、マッサージ療法、運動療法、心理療法と心身療法、健康食品やサプリメント、鍼・灸、などさまざまな代替療法があります。

 

その中には一定の効果が確認されているものもありますが、残念ながら完全な治療法として確立されているものは現時点ではありません。

 

 

 


癌三大療法の問題点

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1996年8月4日に『男はつらいよ』シリーズなどで人気を博した“フーテンの寅さん”こと渥美清さんが68歳でこの世を去りました。一般的には、転移性肺癌のために亡くなったとされていますが、実はこれは正確な死因ではありません。

 

というのも、亡くなる4日前に渥美さんは肺に転移したガンの手術を受けていたのですが、通常、手術ができるくらい体力のある人が、何もしなければ4日目に死ぬということはあり得ないのです。

つまり、渥美さんは、ガンではなく手術で亡くなったのです。本来であれば、もう少し長く生きられていたでしょうが、手術によって縮命してしまった可能性が非常に高いのです。

 

これは、渥美さんに限って言えることではなく、私たちの周りで毎日のように起きていることです。手術のみならず、抗がん剤や放射線療法で寿命を縮めてしまっている人も数え切れないほどたくさんいらっしゃいます。

 

病気を良くする治療のはずが、辛い副作用に苦しめられたり、重い後遺症でQOL(生活の質)を落とさざるを得なくなったり、最悪の場合は寿命を縮めてしまったりと、全く逆効果の治療になっていることが本当に多いのです。

 

確かに三大療法も、緊急を要する救命的な治療としてや、痛みや機能障害などOQL(生活の質)を落とすような症状の緩和などには、“応急処置”として有効な場合もあるでしょう。

 

しかし、これらの治療法は延々と続けられる治療法ではありません。効果のない場合は、副作用や後遺症に苦しめられるだけではなく、寿命を縮めてしまう場合も多いのです。

 

三大療法はガン治療の基本として、あたりまえのように提案され、疑いもなく行われる治療法ですが、医師に言われるがまま安易に治療法を決めるのではなく、今一度自分自身でよく考える必要のある治療法です。

 

 


現状の癌三大療法

三大療法とは、ご存知の方もいるかもしれませんが、「手術療法」「化学療法(抗がん剤)」「放射線療法」の3つの治療法のことで、一般的にガン治療はこの3つの治療法のいずれか、または組み合わせで行われます。

ガンの種類や進行度によって、また患者さんの状況や希望によって、どの治療法が用いられるかはケースバイケースですが、問題は果たして本当にこれらの治療法でガンが治るのかどうかということです。

確かに三大療法の中にも、一部のガンに対しては効果のある治療法もあります。

例えば、急性白血病や悪性リンパ腫などのような血液のガンは抗がん剤で治る可能性がありますし、子宮絨毛がんや睾丸腫瘍なども抗がん剤が有効な場合があります。また、小児がんに対しても抗がん剤は効果を発揮することがあります。

但し、これらはガン全体のほんの一部に過ぎません。恐らく10%以下ではないでしょうか。つまり、90%以上のガンに対して、抗がん剤は必ずしも有効とは言えないのです。

放射線治療に関しても同様で、放射線がよく効くガンと効きにくいガンがあります。放射線治療は、ガンを治すことを目的として単独で行われることもありますが、その他の治療と併用して行われることも多々あります。

また、骨に転移したガンや神経を圧迫しているガンなどによる痛みの緩和に有効であったりします。しかし、放射線治療だけで完治させられるガンはほんの一部にしか過ぎません。

そして、最後に手術に関してですが、もし仮に微小転移(ごく小さな転移)もなく、ガンの塊を一度にすべて切除できるのであれば、手術で治る可能性は高いでしょう。

しかし、多くの場合、ガンが発見された時には微小転移が起こっていますし、血管やリンパ管からガン細胞は全身に散らばっています。例え手術がうまくいっても、その後の再発や転移には十分に注意が必要です。

以上のように、三大療法によって治ったり改善したりするガンも確かにあるでしょうが、いずれの治療法でも完治できるガンは全体のほんの一部にしか過ぎません。

完治できないどころか、非常に強い副作用に苦しめられたり、QOL(生活の質)を落とすような後遺症を患ってしまったりすることさえあるのです。


癌細胞検査PET

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PET検査は、“ガン細胞が正常細胞に比べて16~18倍のブドウ糖を取り込む”という性質を利用しています。ブドウ糖に近い成分(FDG)を体内に注射して、しばらくしてから全身をPETで撮影します。

するとブドウ糖(FDG)が多く集まるところが分かり、ガンを発見する手がかりになるという仕組みです。
「PET」とは「陽電子放射断層撮影」という意味で、ポジトロン・エミッション・トモグラフィー(Positron Emission Tomography)の略です。

ここで大切なのは、“ガン細胞が正常細胞に比べて16~18倍のブドウ糖を取り込む”という性質です。

どんな細胞でも、成長や生命維持にはエネルギーが必要です。正常細胞は糖(ブドウ糖)や脂肪をそのエネルギー源として使います。

ところが、ガン細胞は糖(ブドウ糖)しかエネルギー源にすることができません。そして、異常なスピードでどんどん成長していくガン細胞は、正常細胞よりもたくさんのエネルギーを必要とします。

これが“ガン細胞が正常細胞に比べて16~18倍のブドウ糖を取り込む”理由であり、PET検査で利用されている性質です。

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そして、だからこそ“糖”は「ガンの恋人」と言われるのです。

つまり、ガン細胞は“糖”がなくては生きていけないのです。もはや、恋人どころではなく、ガンにとって“糖”は欠かすことのできないパートナーなのです。

 

この性質が癌治療の最大の着目点でありヒントが多く隠されているのです↓↓


基礎知識免疫システム

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人間の体には、体外から侵入した異物や危険物質、細胞から体を守るために、免疫システムが備わっています。このような異物や危険物質には、微生物(細菌、ウイルス、真菌など)、寄生虫、癌細胞、さらには移植された臓器や組織なども含まれます。

 

こういった異物から体を守るため、免疫システムは体の一部であるもの(自己)とそうでないもの(非自己)を区別できなければなりません。非自己として認識された物質は、特に病気の原因になるなど危険とみなされた物質であれば、体の免疫反応を刺激します。このような物質のことを抗原といいます。

 

細菌、ウイルス、その他の微生物、癌細胞などは、その細胞の中あるいは表面に抗原をもっています。また食物の分子や花粉のように、そのものが抗原であることもあります。免疫反応が正常に働いている場合は、潜在的に有害な異物の抗原を見つけ出し、防御力を活性化および動員して攻撃を行います。免疫システムがうまく働かず自己を非自己とみなすと、自分の体の組織を攻撃してしまい、関節リウマチ、甲状腺炎、全身性エリテマトーデス(ループス)といった自己免疫疾患を引き起こします。

免疫システム用語

 

抗体(免疫グロブリン):B細胞によってつくられ、特定の抗原と反応するタンパク質。

抗原:免疫システムが認識し、免疫反応を引き起こしうるすべての物質。

B細胞(Bリンパ球):特定の抗原に対する抗体をつくり出す白血球。抗体の産生は抗原によって活性化される。

好塩基球:ヒスタミン(アレルギー反応に関与する物質)を放出する白血球で、他の白血球(好中球と好酸球)を問題のある部位に引き寄せる物質をつくる。

細胞:細胞質と核で構成され、細胞膜に囲まれた生体の最小単位。

化学走性:細胞が特定の部位に化学物質によって引き寄せられるプロセス

補体系:体を守るための一連の反応(カスケード)に関連する一群のタンパク質。細菌や外来細胞を殺す、マクロファージが外来細胞を認識して捕食しやすくする、マクロファージや好中球を問題のある部位に引きつける、抗体の有効性を高めるなど、さまざまな免疫機能をもつ。

サイトカイン:細胞から分泌されるタンパク質で、免疫システムの情報伝達物質として働き、免疫反応の調節を助ける。

樹状細胞:白血球に由来する細胞。通常は組織内にあり、T細胞が異物の抗原を認識するのを助ける。

好酸球:白血球の一種で、細菌を捕食し、捕食するには大きすぎる異物も殺傷し、時に寄生虫を動けなくして殺傷するのを助け、アレルギー反応に関与し、癌細胞の破壊を助ける。

ヘルパーT細胞:B細胞が異物の抗原を認識して抗体を産生するのを助け、キラーT細胞の活性化を助け、マクロファージを活性化する白血球。

組織適合性:文字通り、組織の適合性のこと。適合性はヒト白血球抗原によって決まり、移植組織や臓器がレシピエントに受け入れられるか否かを決定するのに利用される。

ヒト白血球抗原(HLA):細胞の表面に存在し、個々の臓器に固有のもので、自己を異物と区別させる一群の分子。主要組織適合複合体とも呼ばれる。

免疫複合体:抗原に抗体が結合したもの。

免疫反応:抗原に対する免疫システムの反応。

免疫グロブリン:抗体分子のこと。

インターロイキン:ある種の白血球から分泌され、他の白血球に影響を及ぼす伝達物質(サイトカイン)の一種。

キラー(細胞傷害性)T細胞:外来細胞や異常細胞に結合し、それらを殺傷するT細胞。

白血球:単球、好中球、好酸球、好塩基球、あるいはリンパ球などの血液細胞。

リンパ球:特異免疫を司る白血球で、抗体をつくるもの(B細胞)や自他を区別するもの(T細胞)、感染した細胞や癌細胞を殺傷するもの(キラーT細胞)などがある。

マクロファージ:単球と呼ばれる白血球から発生し、細菌や他の外来細胞を捕食したり、T細胞が微生物や異物を認識するのを助けたりする大型の細胞。

主要組織適合遺伝子複合体(MHC):ヒト白血球抗原と同義。

肥満細胞:組織内にあり、炎症やアレルギー反応に関与するヒスタミンなどの物質を放出する細胞。

分子:化学的に結合し特定の化学物質を形成した原子の集合体。

ナチュラルキラー細胞:白血球の一種で、ある種の感染細胞や癌細胞などの異常細胞を殺傷する能力を生まれつきもつ。細胞が異常であることを学習せずとも殺傷する能力をもつ。

好中球:細菌やその他の外来細胞を捕食し、殺傷する白血球。

食細胞:体内に侵入してきた微生物、その他の細胞、細胞断片などを捕食して殺傷する細胞。

貪食作用:侵入してきた微生物、その他の細胞、細胞断片などを細胞が取り込み、捕食するプロセス。

受容体:細胞の表面あるいは内部にある分子で、鍵と鍵穴のように、ぴったり合う分子とのみ結合する分子。

制御性(サプレッサー)T細胞:免疫反応を終わらせる働きをする白血球。

T細胞(Tリンパ球):特異免疫に関与する白血球で、ヘルパー、キラー(細胞傷害性)、制御性の3種類がある。

 

睡眠の重要性

なぜ、人は眠るのか

人をはじめとする動物はなぜ眠るのか?眠ることは無駄なことのように言われることもありますが、そんなことはありません。

 

脳と身体の疲労回復、特に大脳を休ませ修復するためには、睡眠というメンテナンスが必要不可欠なのです。

 

大きくは脳と身体の休息(大脳は意識がある間はフル稼働)、記憶の整理(レム睡眠時、体は休んでいますが脳は働いており、記憶の整理や定着を行っています)、ストレスの消去ホルモンの分泌(成長ホルモンなど)、成長ホルモン分泌による身体の修復、免疫機能の維持(血液を作りだし免疫力を高める。)、記憶や判断、情動など大脳で営む高次脳機能の休息などを行っています。

 

ノンレム睡眠とレム睡眠
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眠りにはノンレム睡眠とレム睡眠の2種類があります。

 

ノンレム睡眠のとき、人は深い寝息で眠ている状態。

 

睡眠の約8割がこのノンレム睡眠だと言われていてこの時、脳は活動を低下させ、休息している。
大脳の活動度が低いほど眠りが深いとされ熟睡状態。つまり深いノンレム睡眠の状態の時は多少の物音では目が覚めない。脈拍、血圧、呼吸は安定していて、生長ホルモンの分泌や免疫増強作用などが身体の中で働いている。
また、最近の研究では、深いノンレム睡眠が記憶の強化に重要な役割を果たしていると言われている。

 

多少睡眠時間が短くても、深いノンレム睡眠がとれていれば、脳は効率良く回復する。深いノンレム睡眠がとれることは、睡眠の質が良いと言える。

 

 

レム睡眠のとき、人は浅く早い呼吸をしていて眼球が活発に動いています。レムREMとは、Rapid Eye Movement の頭文字を取ったものです。睡眠中数の働きで筋肉の緊張がゆるみ、全身の力は抜けているが、脳は活発に動いていて、交感神経は緊張状態。
レム睡眠は、脳の記憶情報処理にも関わっていて、それが夢にもつながっていると考えられており、不可思議な夢を見るのはレム睡眠時だと言われる。
大人の場合、睡眠時間の2割強がレム睡眠に費やされていてその一方で、生まれたばかりの赤ちゃんの場合、睡眠時間のうち5割をレム睡眠が占め、成長と共にこの割合は減少傾向に。
このため、レム睡眠は、脳の発達にも重要な役割を果たしているのではないかとも考えられている。

 

脳をクールダウンさせるためのノンレム睡眠、脳を活性化させるためのレム睡眠。どちらも脳の活動に必要な役割を果たしています。睡眠時間を安易に短縮したり、眠りの深さを損なうような事をしていると、すっきり起きられなくなり、いずれは体の不調に繋がるのは言うまでもありません。
睡眠時間

人間に必要な睡眠時間はどのくらいか?
統計的に、日本人の平均睡眠時間は、7~8時間の人が約35%で最も多く、8~9時間が約25%、6~7時間が約20%だと言われている。

 

一日8時間説は統計の結果、8時間程度寝ている人が一番多かったということに過ぎず、言わばひとつの思い込みに過ぎない。

8時間寝るとスッキリして調子が良いという方は適正です。そうした人ばかりではないので必要とされる睡眠時間は個人差が非常に大きく、年齢、性別、季節、生活環境、職業などによって変わってくる。

 

5時間で十分な人もいますし、逆に10時間は寝なくては、という人もいます。

また、同じ人でも生活環境によって睡眠時間は変化する。
一般的に、11月から12月にかけて睡眠時間は少しずつ長くなり、真夏の7月、8月は一年でもっとも睡眠時間が短くなります。

太陽が出ている時間の長さが短いと、それだけ人間は眠る時間を増やす。この基本パターンは人類の歴史上おそらくずっと変わっていない。

歴史上の人物で、よく知られているようにナポレオンは一日3時間しか寝なかったと言われているが、一方でアインシュタインのように10時間の睡眠が必要だった人もいる。

つまり、人間に必要な睡眠時間は人それぞれであり、一律に○時間寝るのが正しい、といった明確な基準はない。

8時間必要な人が6時間しか寝ていないのならば、睡眠不足によって体調不良が続いているかもしれない。また、4時間で十分な人が6時間寝ていたら、睡眠時間を多くとりすぎていてかえって非効率かもしれない。

 

週ごとに睡眠時間を変えて実験してみるなどして、自分にとって無理のない睡眠時間はどのくらいなのか、正しく把握することが重要
目覚まし時計を使わずに自然に気持ちよく起きられて、心身ともに充実した生活を送れるのであれば、それがベストな睡眠時間だということになる。
一番簡単な方法は、起きる時間を一定にして、寝る時間を30分単位で変化させる。

日中に眠気を感じずに快適に過ごせたら、最適な睡眠時間といえる。

赤ちゃんは一日に16~20時間程度眠りますが、成長するにつれて少しずつ睡眠時間は短くなる。学校に行く年齢になると社会的な制約もできて昼寝をするわけにはいかないこともあり、昼に起きて夜眠るという睡眠パターンがだんだん身についてくる。
30代後半ぐらいから、年齢とともに睡眠時間は少しずつ減っていきます。老人が朝が早く、眠りが浅くなることはよく知られていますね。

サイトカイン

w06adipocytokineサイトカインは原因不明疾患、難病の事について調べていると良く出てくる用語であり、病気の原因の鍵を握っているといっても良い位、重要な要素である。

 

サイトカインとは
サイトカインは細胞が産生する微量生理活性タンパク質の総称である。そのため、サイトカインという物質そのものは存在しない。サイトカインは細胞同士のコミュニケーションを司り、細胞の増殖・分化・機能発現に関わっている。

 

細胞からサイトカインが産生され、標的細胞の受容体に結合し、標的細胞の作用を変えるのである。

サイトカインの特徴として、次のようなものがある。

・低分子タンパク質である。(分子量8万以下、多くは3万以下)
・多くは糖鎖をもつ。
・細胞表面に存在する受容体に結合することで、機能を発現させる。
・通常、オークリンまたはパラクリン作用によって作用する。
・一つのサイトカインが、いくつもの異なる作用(生物活性)をもつ。

 

サイトカインによる情報伝達
サイトカインはタンパク質なので、細胞膜を通過することができない。そのため、サイトカインは細胞膜の受容体に結合することで効果を発揮する。

 

ほとんどのサイトカインの受容体は、細胞内に酵素活性をもたない。つまり、受容体自身に酵素活性がないのである。

 

そのため、細胞内に酵素を結合させることで細胞内にシグナルを送る。この結合させられている酵素をJAK型チロシンキナーゼという。受容体にサイトカインが結合し、チロシンキナーゼが活性化することで細胞内に情報を伝達する。

 

JAKとは英語でjanus kinase(ヤヌス・キナーゼ)と書く。ヤヌスとはローマ神話の前後二つの顔をもつ門番のことである。JAK型チロシンキナーゼは結合している受容体のリン酸化と下流の分子のリン酸化の二つの役割をする。このことから、ヤヌスキナーゼと呼ばれる。

 

チロシンキナーゼドメインには活性化ループがあり、このループが活性中心をふさいでいる。チロシンキナーゼが活性化すると活性化ループの構造が変わり、チロシンキナーゼとしての活性を示す。

ただし、チロシンキナーゼ1分子だけでは活性化しにくい。つまり、活性化には二量体を形成する必要がある。

受容体にサイトカインが結合すると、チロシンキナーゼがお互いに結合し二量体化する。その後、お互いをリン酸化することで活性化する。

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活性化ループにはある程度の「ゆらぎ」があり、二量体化によってリン酸化される確率が高まる。1分子だけではリン酸化される確率が低い。

チロシンキナーゼが活性化すると、結合している受容体をリン酸化する。受容体がリン酸化されると、種々の情報伝達物質を呼び込む。このとき呼び込む情報伝達物質にSTATがある。なお、ほとんどのサイトカインがJAK/STAT経路によるものである。

チロシンキナーゼによって、情報伝達物質であるSTATがリン酸化され、STATは二量体を形成する。これが転写因子として核へ移行する。

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サイトカインによるヘルパーT細胞、B細胞の分化
ヘルパーT細胞にはTh1細胞Th2細胞の二種類があり、Th1細胞は細胞性免疫に関わっており、Th2細胞は体液性免疫に関わっている。

 

Th1細胞、Th2細胞はもともとナイーブTh細胞から分化したものである。ナイーブTh細胞がTh1細胞に分化するかTh2細胞に分化するかは、どの種類のサイトカインが作用するかによって決まる。

 

ナイーブTh細胞をTh1細胞に分化させるサイトカインはIL-12(インターロイキン-12)であり、Th2細胞に分化させるサイトカインはIL-4(インターロイキン-4)である。IL-12はマクロファージなどから産生され、IL-4は肥満細胞(マスト細胞)や活性化したTh2細胞から産生される。

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Th1細胞はIL-2,IFN-γなどのサイトカインを産生し、マクロファージの活性化やキラーT細胞の誘導などを行う。Th2細胞はIL-4,IL-5,IL-10などのサイトカインを産生し、B細胞の分化させ抗体産生細胞への誘導などを行う。

また、Th1細胞から産生されるIFN-γはTh2細胞への分化を抑制し、Th2細胞から産生されるIL-10はTh1細胞への分化を抑制している。

造血に関するサイトカイン
造血に関するサイトカインにエリスロポエチン(EPO)がある。エリスロポエチンは主に腎で産生され、赤芽球前駆細胞に働いて赤血球への分化・増殖を促す働きをする。

 

エリスロポエチンを健常人に投与すると、赤血球の数が増加する。そのため、エリスロポエチンはドーピングの対象となっている。

 

なお、長距離マラソン選手が高地トレーニングするのはエリスロポエチン産生亢進によって、赤血球数を上げるという目的がある。

 

臨床応用されているサイトカイン

臨床応用されているサイトカインには、次のようなものがある。

医薬品 使用する疾患
エリスロポエチン(EPO) 腎性貧血
顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF) 顆粒球減少症
顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF) マクロファージ・顆粒球減少症
塩基性繊維芽細胞増殖因子(bFGF) やけどなど
インスリン様増殖因子(IGF-1) 成長ホルモン抵抗性による成長障害

ケモカイン
ケモカインはマクロファージ、内皮細胞、T細胞などから産生され、白血球を遊走させる働きをするサイトカインである。ケモカイン受容体はGタンパク質共役型であり、7回膜貫通型である。

役に立つ薬の情報~専門薬学より引用

 

 

 

【リンホカイン】より
…おもなものにマクロファージ遊走阻止因子macrophage(migration)inhibitory factor(MIFと略記),白血球遊走阻止因子leucocyte inhibitory factor(LIFと略記),リンパ球の分裂を促進するマイトジェン因子mitogenic factor(MFと略記),リンホトキシンlymphotoxinなどがあり,インターフェロンをも含めることがある。なお,近年では広義にマクロファージが産生するモノカインmonokine(インターロイキンinterleukin‐1ともいう)や非リンパ球が産生するサイトカインcytokineなどをも含める場合が多い。免疫